ブロックチェーン、非国家の思想、イーサリアム……
投資からでは見えない社会の変化を経済学者がわかりやすく解説
一体何がすごいのか?
「仮想通貨は終わった……」
相場の暴落を機に、メディアには否定的な報道があふれかえった。
しかし、ビットコインをはじめとする暗号通貨は、本当にこのまま消えてなくなっていくのだろうか。
私たちは、まだ暗号通貨の本当の可能性に気づけていないのではだろうか。
本書は、『多数決を疑う』『マーケットデザイン』などの著作をもつ著者が、経済学の視点から暗号通貨の思想・制度設計・通貨としての役割を詳細に論じる。本書のタイトルは暗号通貨と国家を「vs」で対置させている。だが暗号通貨は「反国家」ではない。暗号通貨は「非国家」。国家に過度に集中した力を世のなかに分散させていくものだ。
暗号通貨で社会はいかに変革するか。
本書は今起きていること、これから起きることを冷静に見通すための手助けとなる1冊である。
社会的選択理論、マーケットデザイン、メカニズムデザインが専門。1975年広島県生まれ。 横浜市立大学、横浜国立大学、慶應義塾大学の准教授を経て、2014年に38歳で慶應義塾大学経済学部教授に着任。著書に『多数決を疑う』(岩波新書、2016年新書大賞4位)、『決め方の経済学』(ダイヤモンド社、2016年週刊ダイヤモンド・ベスト経済書3位)ほか。
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