日本を襲った東日本大震災。かつて驚異の成長を成し遂げた経済大国の産業が、エネルギーが、暮らしが、あっけなく崩壊した。それは、「成長」神話にもとづいて、ひたすら資源を浪費し利潤拡大を追い求めてきた現代文明の終焉の姿である。
世界で「成長の限界」が叫ばれるなか、震災によって一足早く「限界」に突き当たった日本は、同時に世界に先駆けてライフスタイルを大転換するチャンスを迎えているのかもしれない――。
地球規模の「成長の限界」はどこまで迫っているのか。日本はこの試練からいかに再生すべきか。浜矩子氏、高野孟氏ら、各界の論客たちの書き下ろしをまとめた一冊。
■成長神話の崩壊を超えて成熟国家としての再生へ
浜 矩子 同志社大学大学院教授
■アメリカ型大量消費文明からの決別を
高野 孟 『インサイダー』編集長
■2030年に迫る地球の限界=臨界点
柴田明夫 丸紅経済研究所所長
■13億の大国・中国が直面する成長の限界
富坂 聰 ジャーナリスト
●「成長パラノイア」が支えてきた近代資本主義
川北 稔 大阪大学名誉教授
●限界の超克に苦悶する地球経済
浜 矩子 同志社大学大学院教授
●地球高齢化――人口パラダイムの大転換
中嶋圭介 戦略国際問題研究所(CSIS)研究員
●環境にやさしいエネルギー社会は実現可能か
石井 彰 JOGMEC特別顧問
●2050年のエネルギー構成を考える
武石礼司 東京国際大学教授
●『成長の限界』から40年
枝廣淳子 環境ジャーナリスト
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