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システムトレード 検証と実践 自動売買の再現性と許容リスクベテラン度:
★★☆
ケビン・J・ダービー,
長尾慎太郎,
山下恵美子パンローリング A5判 382頁 2017年4月発売 本体 7,800円 税込 8,580円 国内送料無料です。 この商品は 明日 発送できる予定です。 (発送可能時期について)
読者のご意見 「ワールドカップ・チャンピオンシップ・オブ・フューチャーズ・トレーディング」で3年連続3桁リターンで1位・2位を獲得!これが、本物のプロが行う本物の検証だアルゴリズムトレーダーのバイブル 本書は、ワールドカップ・チャンピオンシップ・オブ・フューチャーズ・トレーディングで3年にわたって1位と2位に輝いたケビン・ダービーが3桁のリターンをたたき出すトレードシステム開発の秘訣を伝授したものである。データマイニング、モンテカルロシミュレーション、リアルタイムトレードと、トピックは多岐にわたる。詳細な説明と例証によって、彼はアイデアの考案・立証、仕掛けポイントと手仕舞いポイントの設定、システムの検証、これらをライブトレードで実行する方法の全プロセスをステップバイステップで指導してくれる。 システムへの資産配分を増やしたり減らしたりする具体的なルールや、システムをあきらめるべきときも分かってくる。本書のウェブサイトでは、あなたのトレードアイデアを自動化・検証するためのダービー自作のモンテカルロシミュレーターやそのほかのツールも盛りだくさんに紹介されている。 本書の内容は、以下のとおり。 ●市販のソフトウェアや人気のプラットフォームを使って、どんなトレードアイデアもシステムへと変えるアルゴリズムアプローチを開発する 市場のパターンは変化する。それに伴ってシステムの結果も変化する。過去のパフォーマンスは将来的な成功を確約するものではない。成功するためには、常に新たなシステムを開発し続け、変化する統計学的傾向に応じてシステムを調整することが避けられない。次なる飛躍を目指す個人トレーダーにとって、本書は本物のプロの実践的アドバイスが詰まっただれにも教えたくない宝のようなものだろう! 著者紹介ケビン・J・ダービー(Kevin J. Davey)プロトレーダーで、システム開発の第一人者。ワールドカップ・チャンピオンシップ・オブ・フューチャーズ・トレーディングでは、アルゴリズムトレードシステムを使って、148%、107%、112%と3年連続で3桁リターンをたたき出した。彼のウェブサイト(http://kjtradingsystems.com/index.html)ではトレードシステム、トレードシグナル、メンタリングなどの情報を提供している。また、『フューチャーズ・マガジン』や『アクティブトレーダー』などにも執筆し、ブレント・ペンフォールド著『システムトレード 基本と原則』(パンローリング)では「マーケットマスター」として紹介されている。SNSにも活発に参加しており、ツイッター(@kjtrading)には1万5000人近いフォロワーがいる。大学では航空宇宙工学を学び、MBA(経営学修士)も取得。20年以上にわたって個人トレーダーとして活躍してきた。今後も、フルタイムでトレードを行い、アルゴリズムトレード戦略開発に精力を注ぐ。 著書に『アルゴトレードの入門から実践へ』(パンローリング刊)などがある。 目次監修者まえがき謝辞 序論 第1部 トレードの旅路 第2部 トレードシステム
第3部 戦略の開発
第4部 システムの構築
第5部 リアルタイムでトレードする前に考えなければならないこと
第6部 ライブ戦略のモニタリング
第7部 教訓となる話
付録A――モンキートレードの例(トレードステーションのイージーランゲージコード) 本書のウェブサイトについて 監修者まえがき本書は、ワールドカップ・オブ・フューチャーズ・トレーディング・チャンピオンシップの優勝者であるケビン・J・ダービーの著した“Building Winning Algorithmic Trading Systems : A Trader's Journey From Data Mining to Monte Carlo Simulation to Live Trading”の邦訳である。トレードコンテストの優勝者の書いた相場書と聞くと、読者はその投資手法そのものに強く興味を引かれることだろう。著者がコンテスト時に使った具体的な手法は本文中に詳しく記載されている。だが、システムの評価は使い手の価値観によって変わる問題である。本文中に書かれているように件のコンテストではリターンのみを考慮しリスクは度外視している。このため、その投資手法をそのまま使えるかどうかは、あくまで「パフォーマンスの優劣」を読者自身がどのように定義するのかによって決まる。だが、心配には及ばない。実際にはこの本の価値はまったく別のところにある。これはシステムパフォーマンスの再現性にとことんこだわった解説書なのだ。一般にトレードシステムのアルゴリズム構築においては、モデルのバックテストでのパフォーマンスは大したことがなくても構わない。なぜならどうせ実際のトレードではパフォーマンスは劣化するからだ。メカニカルなトレードシステムの開発においては、過去のマーケットを完璧に説明することが目的ではないし、通常、そうした美しいモデルほどアウトオブサンプル期間の劣化は激しい。投資家やトレーダーとしての私たちが目指すのは将来においてパフォーマンスの再現性が高いシステムを作ることである。したがって、どういった説明変数、目的変数、ユニバース、時間枠、モデルの構造・機構、評価関数を使えば再現性が高くなるのか(劣化が少なくなるのか)を知ることが欠かせない。それが優れたシステムを設計するための重要なノウハウである。(つづきを読む) 序論吐き気がのど元まで上がってきた。胃のなかの胆液はもはや我慢できないレベルに達していたが、近くにトイレはなかった。ハイウエーを時速120キロで疾走するも、出口はない。生つばを飲み込みながら、呪われた運命を受け入れるしかなかった。体を丸めて死にたいくらいだった。いや、まず吐いて、それから体を丸めて死ぬと言ったほうが正確だ。 豚肉はよく焼いて食べないと旋毛虫病になるから、と母はよく言っていたが、よく焼かない豚肉を食べたために旋毛虫病にかかったのだろうか。いや違う。じゃあ、肉汁がほとばしる生焼けのハンバーガーに大腸菌が混入されていたのだろうか。これも違う。犯人は生牛だった。正確に言えば、生牛先物だ。私に吐き気を催させたのは、4万ポンドの生牛だった。牛海綿状脳症、いわゆる狂牛病というやつだ。ただし、かかったのは私ではなくて、私の哀れな投機だった。それは2003年12月末のことだった。私生活も仕事も順調なスタートを切ったばかりだった。私が働いていたのは中規模の航空宇宙会社アルゴテックという会社で、私は最近品質保証部門のバイスプレジデントに昇進したばかりだった(会社はのちに無情なマンモス企業に買収される)。また、クレインズ・クリーブランド・ビジネス誌の「40アンダー40」(ビジネス界において最も影響を与えた若者の年間ランキング)も受賞し、オハイオ州クリーブランドの40歳未満の前途有望なビジネススターの1人として認められた。先物トレードも順調で、手応えを感じていた(このすぐあとで市場から何倍も強い平手打ちを食らうことになるのだが)。そして、あと数カ月もすれば初めての子供も生まれる。怖いくらいの幸運続きだった。(つづきを読む) (ウィザードブックシリーズ248) 読者のご意見本書は有名なトレーディングコンテストで3年にわたり1、2位に輝いた著者が、どのようなアプローチでシステムトレードを開発しているか、まさに実践的に教えてくれる本だ。...もっと見るそのほかのお薦め
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