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内なる声を聞け 「汝自身を知れ」から始まる相場心理学ベテラン度:
★★☆
マイケル・マーティン,
長尾慎太郎,
井田京子パンローリング 四六判 上製本 246頁 2012年6月発売 本体 2,800円 税込 3,080円 国内送料無料です。 この商品は 1月6日に 発送できる予定です。 (発送可能時期について) 本書には新装版があります。『トレードで行き詰まったときに読む本』
読者の声 ウィザードブック最大のロングセラー『ゾーン』の姉妹版登場! これは新たなる『ゾーン』だ!
●正しくあろうとするな! 自分自身を理解することこそがトレード上達の第一歩である! トレーディングは、20%の知的な要素と80%の心理的な要素から成り立っている。成功への第一歩は、古代ギリシャの格言である「汝自身を知れ」から始まる。いくら素晴らしいメカニカルなトレーディングモデルを開発しても、結局は失敗に終わることが多い。失敗することなく最終的に成功を収めるためには、あなたのトレーディングシステムとあなたの感情を調和させなければならない。そのためには、自分の内面を見つめて、自分の本当の姿を理解し、自分に自信を持つことが絶対に必要になる。そうすることによって、トレーディングでのより良い判断につながり、それが高い収益をもたらしてくれるのだ。 本書は、トレーダーにとっての内なる声(インナーボイス)を聞く手助けをしてくれるだろう。それさえできれば、システムの指示に従って、勝つための戦略をためらうことなく即座に実行に移すことができるようになる。 マーティンは、通常のトレードでの判断を、感情という視点から検証し、行動の元となる「自分の思いを感じ取る」手助けをしてくれる。ちなみに、トレーディングの行動の元となる思いといっても、それはお金とはまったく関係がない場合がよくある。本書は、エド・スィコータやマイケル・マーカスといった伝説のトレーダーとの含蓄の言葉に満ちたインタビューを通して、彼らがそのトレードを行った理由と自身の感情を統合して、日々、より良いトレードを行っているを明らかにしている。また、本書を熟読すれば、読者にも必ずそういうことができるようになるということを教えてくれている。
■著者紹介マイケル・マーティン(Michael Martin)20年以上にわたって成功を収めてきたトレーダー。トレーダー・マンスリー誌の共同編集者も務めている。生まれも育ちもニューヨークで、現在はロサンゼルス在住。ザ・ハッフィントン・ポストやザ・ビジネス・インサイダーや、自身のブログであるマーティンクロニクル(http://martinkronicle.com)やバロンズ紙などで活躍。学生時代から商品先物トレードに興味を持ち、就職後も続け、大口ヘッジャーのための灯油と天然ガスの季節性モデルの作成、これをきっかけにウォール街で商品のトレーディングを始め、莫大な手数料を得るようになった。しかし、成功報酬ならばその数倍は稼げると考え、3年で証券会社を辞めて独立。マンハッタンからロサンゼルスに移り、CTA(商品投資顧問業者)を設立する。このころ、インクライン・ビレッジ・トレーディング・トライブに加入し、ロサンゼルスからタホ湖に通い始める。また、ロサンゼルスにもトレーディング・トライブを設立し、その責任者となる。このころ彼はオータムゴールドでCTAランキング1位を獲得した。
■本書への賛辞「本書は、マイケル・マーティンがトレーダーとして成功するまでの道のりを、興味深いエピソードとともに紹介している。彼の下で、思考と感情のバランスをとるという重要で科学的かつ芸術的な洞察を得て、大きな成功をつかんでほしい」――エド・スィコータ(『マーケットの魔術師』にも取り上げられた伝説的トレーダー)「トレーダーのなかには、他人にトレード方法を教えることをしない人や教えることができない人がいる。また、教えることはできても自分ではトレードしない人もいる。ところが、マイケル・マーティンは経験豊富なトレーダーなのに教えるのも非常にうまい。マーケットで成功したい人にとっては、このまれな組み合わせは天からの贈り物と思ったほうがよいだろう。本書を何回も熟読して学んでほしい」――ビクター・スペランデオ(『スペランデオのトレード実践講座』[パンローリング]の著者) 「本書は、裁量型のトレーダーやシステムトレーダーが十分に調べて検証したトレードプログラムを順守していても、ときどき起こる感情の起伏(恐怖や強欲やプライドなど)によって未知の領域に迷い込んでしまわないよう、トレーダーの身を守るための深い洞察を与えてくれている」――ビル・ダン(ダン・キャピタル・マネジメント) 「新人トレーダーや未熟なトレーダーのなかには、損失を回復するために戦略を次々と変えていく人が多すぎる。本書でマーティンは、理想のトレーダーになる前に、まずは自分自身を理解することを教えてくれている。トレーディング業界に与えられた新しい贈り物とも言える本書を、ぜひあなたの本棚にも備えてほしい」――マイク・ベラフィオーレ(『ワン・グッド・トレード[パンローリング]』の著者)
■目次監修者まえがきまえがき(エド・スィコータ) 謝辞 第1章 序論 第2章 負けを認め 第3章 私が払った授業料 第4章 二人のトレーダーの進んできた道 第5章 常識とマーケットタイミング 第6章 感情の死角 第7章 あなた自身がブラックボックスになっている 第8章 レラティブバリュー戦略 第9章 損失の恵み 第10章 感情のスペシャリストになる 第11章 自分の内なる声を聞く
■監修者まえがき本書はマイケル・マーティンによる「ザ・インナーボイス・オブ・トレーディング(The Inner Voice of Trading)」の邦訳である。内容の論旨は「トレードの結果を左右するのは一にも二にもメンタルマネジメントであり、そのためにはまず自分自身を知ることが重要である」というものである。一般に投資家は、資産運用においては客観的な安全や利益よりも主観的な安心を優先する傾向にある。ここで、「いや、そんなことはない」と読者が異を唱えられるのであれば、あなたは極めてまれな少数派に属していることになる。これまでに多くの学術研究が示唆していることであるが、身の周りにある各種のリスクに関して、ほとんどの人は法外なコストを払ってでも主観的な安心を買おうとすることが分かっている。例え、その行為が客観的にはまったく逆効果であったとしても。(つづきを読む)
■まえがき(エド・スィコータ)本書は、トレーディングにおける思考と感情のバランスをとるという科学的かつ芸術的な挑戦に関して、深い洞察を与えてくれるものである。 トレーダーたちは、ゾーンに達し、マーケットと一体化してその瞬間を生きることで、驚異的な利益を上げることができるなどと言う。しかし、それではまるでトレーディングをすることに何の苦労もないように聞こえる。実は、難しいのはその「瞬間」にとどまることなのである。もし我慢できなかったり、強欲や恐怖にかられたりすると、そのときの興奮から冷めて、再び過去や未来にとらわれてしまう。自分の感情と戦うということは、その瞬間にとどまるということを許さない。だからこそ、トレードで利益を上げることの障害になるのだ。(つづきを読む)
■第11章 自分の内なる声を聞く「真っ暗だから見つからない 開け放たれた扉の鍵が」――スチュワード・コープランド(アルバム「ゴースト・イン・ザ・マシン」の『暗黒の世界』より)トレーダーとして、聞き上手になると、トレーディングは劇的に向上する。聞くときは、言葉の文字どおりの意味だけでなく、なぜその言葉を選び、そのような話し方をしているのかを考えてほしい。このようにして相手の話を聞くと、心を開いて相手が本当に伝えようとしていることの意味を受け止めることができる。そして、このことは、自分の内なる声を聞く場合にも言える。(つづきを読む)
(ウィザードブックシリーズ195) 読者のご意見この本で、興味深かったのは、以下の記述である。...もっと見るそのほかのお薦め
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