トレーダーズショップ : DVD 景気回復の兆しニュースから考えるトップダウン・ボトムアップ戦略

未来を間違いなく予測することは不可能だ。相場の動きを的確に当てるのは至難の業である。しかし、経済には“循環サイクル”が存在する。つまり、歴史は繰り返すのだ。例えば「大統領選挙」や「10年パターン」は、投資の判断として有効に機能する。ニュースが流れるときには、すでに株価に織り込まれていて、投資判断に役立たないという意見もある。しかし、重要なことは、ニュースをどう分析して、どう生かすかにある。
正しい分析のポイントを知らなければ、当然予測することはできない。市場の現象やデータに基づいて景気循環や経済サイクルを理解すれば、変化を先取りして、トレードに役立てることは十分に可能である。

岡崎良介 (おかざき・りょうすけ)
ITCインベストメント・パートナーズ取締役。 1959年生まれ。83年慶応大経済学部卒。伊藤忠商事に入社し、87年に野村證券投資信託委託（現・野村アセットマネジメント）に移りファンドマネジャーとなる。93年から日本バンカーズトラスト信託銀行で年金などの運用を担当。2004年からはフィスコアセットマネジメント（現ITCインベストメント・パートナーズ）で資産運用業務に従事。2004年10月から2010年3月まで毎週土曜日放映のBSジャパンの投資情報番組「マーケットウィナーズ」にレギュラー出演するなど投資家向けに積極的に情報発信をしている。主な著書に『フリーランチ投資家になろう！』、『これから10年長期投資のロードマップ』（以上ダイヤモンド社）、『相場ローテーションを読んでお金を増やそう』、『新大国衰退国ニッポンを生き抜くマネーの鉄則』（以上日本経済新聞社）などがある。

鈴木一之（すずき・かずゆき）
株式会社フィスコ客員アナリスト。 1983年に千葉大学卒業後、大和證券に入社。1987年に株式トレーディング室に配属され、当時「新人類相場」の真っ只中で機関投資家セールスに就く。NTT上場、ブラックマンデー、資産バブル生成とその崩壊、金融危機、ITバブルなど、一時代を画する相場の転換点で一貫して株式トレードの最前線にいた。2000年インフォストックスドットコムリサーチ部・チーフアナリスト。08年より現職。景気循環論の立場からシクリカル銘柄投資の重要性を説く。テレビ、ラジオ、新聞、マネー誌等でも活躍中。日本アナリスト協会検定会員。マジメにおかしく分かりやすく解説する投資分析が人気。著書に『 DVDブック大化けする成長株を発掘する方法』、『「会社四季報」で銘柄スクリーニング入門』、監訳書に、『オニールの空売り練習帖』など多数。