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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2024/05/08 15:03, 提供元: フィスコ

メディアS Research Memo(3):2024年7月期2Qは増収増益。コーポレートDXの売上増加が牽引(1)

*15:03JST メディアS Research Memo(3):2024年7月期2Qは増収増益。コーポレートDXの売上増加が牽引(1)
■業績動向

1. 2024年7月期第2四半期の連結業績概要
2024年7月期第2四半期の業績は、売上高が前年同期比13.8%増の479百万円、売上総利益が同20.8%増の202百万円、販管費が同19.0%増の168百万円、営業利益は同30.1%増の34百万円、経常利益は同81.7%増64百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同54.4%増の40百万円となった。 働き方改革やテレワークの普及、業務プロセス効率化などによるDX推進に伴い、ITサービスの需要が引き続き高い状況を背景に、メディアシーク<4824>は、新しいトレンドに対応した成長市場向けのサービスを強化し、新規ビジネスの拡大を進めている。首都圏に限らず柔軟かつ機動的なエンジニア確保のための体制構築にも取り組み、一定の成果を得ている。

各セグメント別においては、「コーポレートDX」が主に実施した国内の企業クライアント向けシステムコンサルティングサービスが貢献し、通期計画に対する50%超の進捗率を達成したほか、「画像解析・AI」では、スマートフォン用無料アプリ「バーコードリーダー/アイコニット」を中心に広告表示回数は増加傾向にある。「ライフスタイルDX」では、オンラインプラットフォーム「マイクラス」やスマートフォンゲームなどから売上を得ている。

(1) セグメント別売上高
セグメント別の売上高は、「コーポレートDX」が前年同期比4.7%増の162百万円、「画像解析・AI」が同11.6%減の127百万円、「ライフスタイルDX」が同54.7%増の187百万円、「ブレインテック・DTx」が同441.7%増の1百万円となった。

「コーポレートDX」は、国内でのDXが進むなか、ITサービスの需要拡大を受けて売上が増加している。「画像解析・AI」は、 主力商品「バーコードリーダー/アイコニット」の売上減少が影響し、広告収入の低下につながった。「ライフスタイルDX」は、オンラインプラットフォーム「マイクラス」が大手カルチャーセンターからの引き合い増加により売上を伸ばした。「ブレインテック・DTx」は、売上高は小さいが、今後の新しいヘルステック事業開発による収益化の期待が高まっている。「ベンチャーインキュベーション」については、全社管理部門との費用の切り分けが困難であるため、売上高の具体的な数値は示されていないが、他のビジネスユニットと一緒に計上されている。

(2) セグメント利益
セグメント別の利益は、「コーポレートDX」が前年同期比26.4%増の76百万円、「画像解析・AI」が同52.1%減の30百万円、「ライフスタイルDX」が同129.8%増の60百万円、「ブレインテック・DTx」が22百万円の損失(前年同期は18百万円の損失)となった。

「コーポレートDX」は、効率的な経営と市場需要の拡大が利益増加に寄与している。「画像解析・AI」は、広告単価の減少が利益減少の主な原因であり、市場の不確実性が影響している。「ライフスタイルDX」は、市場の回復と「マイクラス」の商品力の高さが利益増加に貢献している。「ブレインテック・DTx」は、投資中の新事業がまだ収益化に至っていないが、将来的な成長ポテンシャルは高い。「ベンチャーインキュベーション」については、 利益に関して具体的な数値は示されていないが、活動実績数値は全社計上分に含まれており、貸借対照表上のその他有価証券評価差額金のうち834百万円が同セグメントの活動によるものである。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)


《HH》

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