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浜口流コア・サテライト株式運用戦略の実践
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第66回 「手を広げない」ということ

2023.11.13


<著者プロフィール> 浜口準之助(はまぐち・じゅんのすけ)

黄金サイクルと農耕民族型投資戦略 約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。



 浜口です。まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2023年11月2日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が2週間後、株価が10月27日時点、右はその2週間後、株価が11月10日時点のデータです。

コア・サテライト戦略 株式銘柄群

 この二週間の断面で見れば、商社株は上昇、銀行株は下落していることがわかります。背景には、商社株は順調であった一方、銀行株は米FRBの利上げ停止観測から、米国10年国債金利が下落し、銀行株の利鞘が縮小することが懸念されたことがあると考えます。

 ここ2週間で私が行った売買ですが、日々、総合商社・メガバンクなどでデイトレを行い、今年に入り負けなしです。ただし前回の当ブログでも書きましたが、ここもと、小枚数で行っている点に注目してください。11月半ばにかけては、これら銘柄も米国株下落の影響を受ける可能性が避けられず、従い、リスクは低く抑えるべきと判断したからです。

コア・サテライト戦略 株式銘柄群

 日本株の相場観については、長期的には今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。「浜口の相場観は、いつも同じだよな」と受け止められている向きも多いことでしょう。しかしながらこのことは、現在の日本株市場が私が想定した通りに推移している証左と受け止めていただきたいと思います。

 以下にお示しする11月10日時点の8316三井住友FGの株価推移からも見て取れますが、同銘柄は長期トレンドこそ右肩上がりを維持していますが、9月半ば以降は調整局面となっています。前回の当ブログで「米国10年債金利が上昇した影響から、日米ともグロース株株価は大きく下落、その損を埋めるべく、評価益になっていた銀行株等のバリュー株も売られるという負のスパイラルが日米株式市場で発生した」と書きましたが、この傾向は、足元でも続いていると思われます。

三井住友フィナンシャルグループ
三井住友フィナンシャルグループ

 このような中、日本株の当面の焦点は、2023年中間決算発表になると考えます。8316三井住友FGの決算発表日は11月15日ですが、順当にいけば好決算が期待され、当面の日本株はなお不安定な株価が想定されるものの、特に当ブログで説明している銘柄群については、徐々に右肩上がりのトレンドを回復するものと考えます。

 さや取りについては、今回は特筆すべきものはないので、割愛させていただきます。というより、デイトレがあまりにも儲かるので、さや取り用の信用枠まで使っているというのが実際のところです

手を広げない

 さて、ここからは今回のテーマである「手を広げない」ということについて、ある方から相談を受けました。以下、対話形式で。

A氏:浜口さんがお勧めされて買った銘柄は全部値上がりしてるんですが、1銘柄、ある人に教えてもらって買った銘柄がヤラレましてね。6594NIDEC、旧日本電産なんです。どう思いますか?

浜口:どう思いますかといわれましても……私は再三再四、投資するなら、業種は銀行・損保商社、そして累進配当銘柄と申し上げてますよね。それ以外の銘柄は全く興味がないんです。したがってNIDECを買ったと言われても、私からコメントする事は無いんですよね。

 株式投資をする上では、「手を広げない」ということが本当に重要だと申し上げましたよね。そももそも、あなたは自分で買った銘柄について、私に尋ねてくること自体、おかしいと思いませんか?

 私はこの銘柄に詳しいわけでは無いですが、一般論として、テクノロジーという業種は、長期投資で儲けづらいと思いますよ。なぜって?新規参入が容易だからです。まぁこちらは製造業では無いですが、2000年頃のHP検索を用いて広告収入を得る会社として有力だったのは Yahoo!ですよね。それが今は Google になってしまった。参入障壁が低い証左ですね。

 一方で、これは三井住友FGでも三菱商事もいいんですが、今からここと同じ会社を作ることができますか?あるいは両社を上回る会社を作ることができますか?できませんよね?

A氏:まぁそうなんですが、そうはいっても……私はかなりの金額、この銘柄を買ってしまいました。どうしたらいいでしょうか?

浜口:可及的速やかにこの銘柄を売って、私が現在お勧めしている銀行株に分散投資したらいかがですか?

A氏:しかし、そうするとかなりの実現損が出てしまいますので、塩漬けにしようかなと思ってます。

浜口:それは全然意味がないと思いますよ。つまり、評価損も実現損も同じなんですよ。株というのは時価が全て。こういったら身もふたもないかもしれませんが、あなたの買値は、マーケットには全く影響もたらさないんですよ。 確固たる考えがない中、今後上がると思った銘柄を買って「微妙だな……」と思ったら、その銘柄はもう売るしかないんですよ。繰り返しますが、株式投資は手を広げないこと。後は、私のやり方でうまくいってると思うのであれば、それを継続していくことが大事だと思いますよ。


 以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。


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