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第42回 三井住友FGも好決算を発表/住友金属鉱山・DOWA HDのさや取り2022.11.21 <著者プロフィール> 浜口準之助(はまぐち・じゅんのすけ) 約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。
11月4日時点 11月18日時点 ここ2週間で私が行った売買ですが、これは後述しますが、さや取りを積極的に仕掛け、利確しています。それ以外のポートフォリオの変更は、ありません。またご参考まで、これまで空売り候補として言及してきました海運株と半導体関連株については、現在、建玉はありません。 日本株の相場観については、今回も基本、変化なしです。米国ではインフレ懸念があるも、日本においては脱デフレ・経済再活動の機運が高まる中、来年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。 以下は、8316 三井住友FG の過去6か月の推移、株価は11月18日時点の日足です。三井住友FGはついに上昇相場がスタートしたなと感じています。この背景については後述します。 次にさや取りについて。まずは8801三井不動産と8802三菱地所のグラフをご覧ください。 上のグラフは10月7日時点、中は10月21日時点、下は11月18日時点での過去5日の両銘柄のさやを示したものです。両銘柄のさやは拡大と縮小を繰り返しており、さや取り売買で「取りやすい」局面にあることがわかります。実際、この間私は複数回、「さやの循環」を利用したさや取りの仕掛け・利確を繰り返し、成果を上げています。 この状況を経て、11月18日現在、またも「三井不売り・地所買い」の仕掛けを行う良いタイミングが来ている思われます。実際、私は11月16日から17日にかけ、この仕掛けを行っています。両銘柄のさやは縮小を開始し、もうしばらくはこの縮小の動きが継続すると思われ、ここは順張りで「三井不売り・地所買い」の仕掛けを行って良いと考えます。 今回はもう一つ、新たなさや取りの銘柄ペアを紹介します。5713住友金属鉱山と5714DOWA HDです。 上のグラフは11月18日時点での過去3か月、下のグラフは過去5日の両銘柄のさやを示したものです。両銘柄のさやは大きく拡大した後、縮小傾向にあることがわかります。 この状況を経て、前述の「三井不売り・地所買い」と同様、「住友金属鉱山売り・DOWA HD買い」の仕掛けを行う良いタイミングが来ている思われます。こちらについても実際、私は11月16日から17日にかけ、仕掛けています。両銘柄のさやは縮小を開始し、もうしばらくはこの縮小の動きが継続すると思われ、順張りで仕掛けて良いと思われるタイミングである点は、「三井不売り・地所買い」に共通すると考えます。 さて、今回のテーマの一つ。「三井住友FGも好決算を発表」について、考えていきたいと思います。 11月14日の引け後に発表された同銘柄の2022年中間期決算は、一言、素晴らしいものでした。 これは大和証券の銀行株アナリストである高井さんによる、11月14日付レポートの一部。赤線を引いた部分に注目してください。 7,300億円から7,700億円と今通期利益見通しの上方修正、通期230円への増配、2,000億円の自社株買い。最高ですね。 三井住友FGの株価推移は、前述している通りです。決算発表を受け、それまでの堅調な推移が加速していますよね。 なおご参考まで、みずほ証券の銀行株アナリストの松野さんも同日、23/3期上期決算: 文句なしの好決算、ポジティブとのレポートを発行されています。 まあ、素晴らしい。この銘柄は私のポートフォリオで、永久保有銘柄の位置づけを継続します。この銘柄は、コア中のコアです。 話は前後しますが、これは前回のブログでも書いていること。私は自身が行っている「浜口準之助の高配当利回り投資戦略講座」において、以下の4銘柄をおススメしており、私もまたこの4銘柄を長期保有しています。
いずれの銘柄も、ここもとの決算内容は良いものです。唯一、MS&ADは業績の下方修正、一方で増配を発表しており、11月21日以降の株価推移が注目されます。が、増配については8期連続となることから、同銘柄も含め、ここに列記した銘柄は長期投資に資するものであると考えます。 なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。以上です。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。 キーワード検索: #アノマリー #景気循環 #株式サヤ取り |
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