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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/05 18:00, 提供元: フィスコ 5日の香港市場概況:ハンセン1.1%高で3日続伸、テック指数は1.9%上昇*18:00JST 5日の香港市場概況:ハンセン1.1%高で3日続伸、テック指数は1.9%上昇5日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比252.94ポイント(1.07%)高の23906.97ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が107.98ポイント(1.26%)高の8684.73ポイントと3日続伸した(ハンセン指数は3月24日以来の高値)。売買代金は2220億2570万香港ドル(約4兆497億円)となっている(4日は2126億8680万香港ドル)。 投資家心理がやや上向く流れ。米長期金利の低下が材料視されたほか、中国の政策に対する期待感も支えとなった。米経済指標の悪化を受け、9月利下げ観測が強まる中、昨夜の米債券市場では、米10年債利回りが5月上旬以来の水準に急低下している。また、中国の経済メディアは、中国人民銀行(中央銀行)が今年下半期に再び預金準備率を引き下げる可能性があると報じた。経済協力開発機構(OECD)は先ごろ、中国の景気刺激策が経済を支えると分析し、25年成長率予測を4.7%と前回の4.8%から小幅な引き下げにとどめ、26年成長率予測を4.3%と前回から据え置いている。ただ、上値は限定的。貿易問題を巡り米中首脳の電話会談が今週後半に予定されたと伝わる中、結果を見極めたいとして様子見ムードも漂っている。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、テック銘柄の上げが目立つ。光学部品OEMメーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が5.6%高、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が5.0%高、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.2%高で引けた。ハンセン科技(テック)指数は1.9%高と他の主要指数をアウトパフォームしている。 中国の保険・証券セクターも高い。新華人寿保険(1336/HK)が4.4%、中国人民財産保険(2328/HK)が3.5%、中国太平洋保険集団(2601/HK)が2.9%、中信証券(6030/HK)が2.7%、華泰証券(6886/HK)が2.3%ずつ上昇した。 本土・香港の不動産セクターもしっかり。華潤置地(1109/HK)が3.6%高、中国金茂HD(817/HK)が1.9%高、建発国際投資集団(1908/HK)が1.7%高、恒隆地産(101/HK)が3.4%高、長江実業集団(1113/HK)が2.2%高、九龍倉置業地産投資(1997/HK)が1.6%高で取引を終えた。 半面、このところ上昇が続いた医薬セクターは安い。翰森製薬集団(3692/HK)が3.1%、信達生物製薬(1801/HK)が2.6%、石薬集団(1093/HK)が2.4%、中国生物製薬(1177/HK)が1.9%ずつ下落した。 本土市場も3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%高の3384.10ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。保険・証券、自動車、通信、軍需産業なども買われた。半面、医薬は安い。消費関連、公益、資源・素材、銀行も売られた。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |