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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/04 18:13,
提供元: フィスコ
4日の香港市場概況:ハンセン0.6%高で続伸、医薬セクターに買い
*18:13JST 4日の香港市場概況:ハンセン0.6%高で続伸、医薬セクターに買い
4日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比141.54ポイント(0.60%)高の23654.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が56.89ポイント(0.67%)高の8576.75ポイントと続伸した。売買代金は2126億8680万香港ドル(約3兆8985億円)となっている(3日は2036億8100万香港ドル)。
前日の好地合いを継ぐ流れ。「トランプ関税」を巡る協議の進展期待が高まっている。複数の米高官は、「トランプ米大統領が週内に中国の習近平・国家主席と会談する可能性が高い」と相次ぎ発言。米中貿易交渉の停滞打開が期待されている。
中国景気の先行き不安もやや薄らぐ。足元で景況感の悪化が続く中、経済協力開発機構(OECD)が公表した最新の経済見通しでは、中国の25年成長率予測を4.7%と前回の4.8%から小幅な引き下げにとどめ、26年成長率予測を4.3%と前回から据え置いた。中国の景気刺激策が経済を支えると分析している。ただ、上値は限定的。米中協議の進ちょくを見極めたいとするムードも漂っている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。石薬集団(1093/HK)が4.1%高、中国生物製薬(1177/HK)が3.1%高、翰森製薬集団(3692/HK)が3.0%高、薬明生物技術(2269/HK)が2.0%高で引けた。薬品需給がタイトになるとの見方が広がっている。中国本土や香港、シンガポールなどで新型コロナウイルス感染症が5月に入り再拡大する中、足元では台湾で感染症患者が急増していると伝わった。
中国不動産セクターも高い。旭輝(884/HK)が7.4%、建発国際投資集団(1908/HK)が3.0%、融創中国HD(1918/HK)が2.2%、中国金茂HD(817/HK)が1.9%ずつ上昇した。
自動車セクターもしっかり。吉利汽車HD(175/HK)が2.7%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.1%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.4%高で取引を終えた。BYDに関しては、今年5月の英国販売が前年同月比で倍増したことも好感されている。そのほか、スマートドライブ関連の速騰聚創科技(2498/HK)が3.3%高、地平線(9660/HK)が2.5%高と値を上げた。
半面、香港の不動産セクターはさえない。新世界発展(17/HK)が4.0%、領展房地産投資信託基金(823/HK)と新鴻基地産発展(16/HK)がそろって1.3%、恒基兆業地産(12/HK)が1.2%ずつ下落した。
本土市場も続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.42%高の3376.20ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。証券、医薬、素材、不動産、消費関連、自動車、エネルギー、インフラ建設なども買われた。半面、空運は安い。海運や物流、公益、通信、軍需産業、銀行も売られた。
【亜州リサーチ(株)】
《AK》
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