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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/30 16:50, 提供元: フィスコ 30日の中国本土市場概況: 上海総合0.2%安で4日続落、銀行株が下げ主導*16:50JST 30日の中国本土市場概況: 上海総合0.2%安で4日続落、銀行株が下げ主導30日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比7.62ポイント(0.23%)安の3279.03ポイントと小幅ながら4日続落した。 中国景況感の悪化が嫌気される流れ。寄り付き直後に公表された4月の中国製造業PMI(国家統計局などが集計)は49.0となり、市場予想(49.7)以上に前月(50.5)から低下している(景況判断の境目となる50を割り込むのは3カ月ぶり)。様子見ムードも漂う。大型連休を前に、積極的な売買も手控えられている。メーデーに絡んだ祝日により、本土市場はあすから休場(5月1〜5日)となる。景況感悪化で政策期待が高まり、指数はプラス圏に浮上する場面がみられたものの、程なくマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部) 銀行株が下げを主導。中国工商銀行(601398/SH)が3.6%安、中国農業銀行(601288/SH)と中国銀行(601988/SH)、招商銀行(600036/SH)がそろって3.0%安で引けた。各行が報告した1〜3月期決算はさえない内容。農業銀は増益だったが予想に届かず、それ以外の各行は減益を強いられた。 発電株もさえない。華電国際電力(600027/SH)が3.1%、大唐国際発電(601991/SH)と浙能電力(600023/SH)がそろって1.3%、国投電力(600886/SH)が1.0%ずつ下落した。素材株、運輸株、通信株なども売られている。 半面、ハイテク株は急伸。半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)がストップ(10.0%)高、半導体ウエハー中国大手の杭州立昂微電子(605358/SH)が7.8%高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が5.6%高、税務用ソフトウエアの税友軟件集団(603171/SH)が5.4%高、IT業務アウトソーシングの浙大網新科技(600797/SH)が3.5%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が3.2%高で取引を終えた。消費関連株、医薬株、不動産株、エネルギー株も買われている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.77ポイント(0.70%)高の254.01ポイント、深センB株指数が3.67ポイント(0.31%)高の1170.03ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |