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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/04/17 16:51, 提供元: フィスコ 17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で8連騰、不動産やハイテクに買い*16:51JST 17日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で8連騰、不動産やハイテクに買い17日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.34ポイント(0.13%)高の3280.34ポイントと小幅ながら8日続伸した。 中国の政策動向に対する期待感が引き続き支えとなる流れ。米中の関税応酬が国内景気の下押し圧力になると不安視される中、政府は経済対策を強化する構えだ。商務部など9部門は16日、「サービス消費の質向上と恵民行動の2025年活動計画案」を発表。サービスの供給を拡大するほか、多様な消費シーンを創造し、消費体験を改善することで、サービス消費の発展を促す方針を明らかにた。そのほか、市場には早期の金融緩和観測もある。中国では週明け21日、実質的な政策金利となる3月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」が発表される予定。市場コンセンサスでは据え置きだが、一部からは引き下げの可能性も指摘されている。ただ、上値は限定的。指数はこのところの連騰で売り圧力が高まっているほか、米中経済のデカップリング(分断)も警戒されている。指数は安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、不動産の上げが目立つ。新城控股集団(601155/SH)が8.4%高、信達地産(600657/SH)が5.2%高、保利発展控股集団(600048/SH)が4.2%高、金地集団(600383/SH)が3.3%高、中華企業(600675/SH)が3.0%高で引けた。 ハイテク株も物色される。税務用ソフトウエアの税友軟件集団(603171/SH)とオフィス用ソフトウエアの泛微網絡科技(603039/SH)がそろってストップ(10.0%)高、半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が6.5%高、電子機器メーカーの成都旭光電子(600353/SH)が5.4%高、通信機器・IC設計の上海貝嶺(600171/SH)が4.6%高、業務ソフト開発大手の用友網絡科技(600588/SH)が2.1%高、データセンター運営の上海数据港(603881/SH)が1.8%高で取引を終えた。素材株、公益株、食品飲料・酒造株、銀行・保険株なども買われている。 半面、自動車株は安い。北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が6.5%、賽力斯集団(601127/SH)が3.9%、上海汽車集団(600104/SH)が1.5%、広州汽車集団(601238/SH)が1.2%ずつ下落した。エネルギー株、医薬株、公益株、海運株も売られている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.32ポイント(0.12%)高の258.95ポイント、深センB株指数が0.71ポイント(0.06%)高の1175.43ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |