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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/01/28 18:00, 提供元: フィスコ 28日の香港市場概況:ハンセン0.1%高で3日続伸、テック指数0.8%上昇*18:00JST 28日の香港市場概況:ハンセン0.1%高で3日続伸、テック指数0.8%上昇短縮取引となる28日の香港市場は、主要83銘柄で構成されるハンセン指数が前日比27.34ポイント(0.14%)高の20225.11ポイントと3日続伸する一方、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は0.68ポイント(0.01%)安の7382.13ポイントと3日ぶりに小反落した(ハンセン指数は約1カ月半ぶりの高値)。半日立ち会いの売買代金は516億6340万香港ドルとなっている(27日は終日で1473億3150万香港ドル)。 前日までの好地合いを次ぐ流れ。中国の政策に対する期待感や、米中関係の悪化懸念後退などが引き続き支えとなった。ほか、米長期金利の低下もプラス材料。昨夜の米債券市場では、米10年債利回りが一時、昨年12月中旬以来の低水準を付けた。ただ、上値は限定的。中国ではきょう28日、春節(旧正月)の大型連休がスタートした。本土市場は28日から2月4日まで、香港市場は28日が短縮取引で、29〜31日まで休場となる。様子見ムードも漂った。(亜州リサーチ編集部) ハンセン指数の構成銘柄では、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)が4.3%高、中国ミネラルウォーター最大手の農夫山泉(9633/HK)が4.0%高、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が3.7%高、中国インターネット検索最大手の百度(9888/HK)が3.6%高と上げが目立った。阿里健康や百度など新興ハイテク株の物色で、ハンセン科技(テック)指数は0.8%高と他の指数をアウトパフォームしている。 カジノや映画などレジャー関連も高い。新濠国際発展(200/HK)が3.3%、永利澳門(1128/HK)が2.7%、美高梅中国HD(2282/HK)が1.5%、阿里巴巴影業集団(1060/HK)が3.9%、猫眼娯楽(1896/HK)が3.4%ずつ上昇した。 消費セクターの一角もしっかり。農夫山泉のほか、即席麺・飲料大手の康師傅HD(322/HK)が2.2%高、中国スポーツ用品大手の李寧(2331/HK)が1.5%高、食品・飲料メーカーの統一企業中国HD(220/HK)と中国白物家電大手の美的集団(300/HK)がそろって1.3%高で引けた。 半面、産金や非鉄、建材、鉄鋼など資源・素材セクターはさえない。霊宝黄金(3330/HK)が4.7%安、山東黄金鉱業(1787/HK)が3.3%安、江西銅業(358/HK)が4.1%安、中国宏橋集団(1378/HK)が3.3%安、中国西部水泥(2233/HK)が2.6%安、華潤建材科技HD(1313/HK)が2.0%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が3.9%安、鞍鋼(347/HK)が0.7%安で取引を終えた。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |