|
|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/11/17 11:06,
提供元: フィスコ
和田興産 Research Memo(6):仕入額の減少と販売の進捗により棚卸資産が減少
*11:06JST 和田興産 Research Memo(6):仕入額の減少と販売の進捗により棚卸資産が減少
■和田興産<8931>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2026年2月期末の財務状況は、資産合計が前期末比712百万円減少の109,943百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が394百万円減少したほか、販売用及び仕掛販売用不動産(以下、棚卸資産)が1,484百万円減少した。分譲マンションの仕入れを慎重に進めた一方で、販売が伸長したことが主因だ。分譲マンションを中心に新規取得額は1,241百万円と前年同期の4,896百万円から大きく減少した。固定資産は新規分野として取り組んでいる住宅型有料老人ホーム及び系統用蓄電所の開設により、有形固定資産が1,088百万円増加した。
負債合計は前期末比1,895百万円減少の75,830百万円となった。有利子負債が3,015百万円増加した一方で、分譲マンションの引渡進捗により前受金が3,964百万円減少したほか、仕入債務が807百万円減少した。また、純資産合計は同1,183百万円増加の34,113百万円となった。配当金を484百万円支出した一方で、中間純利益1,647百万円を計上したことが主因だ。
安全性指標となる自己資本比率は31.0%と前期末比で1.2ポイント上昇し、ここ数年は30%程度の水準が続いている。D/Eレシオは有利子負債の増加により1.77倍と同0.03ポイント上昇したが、同社では2倍以下の水準を目安に事業運営していく方針を打ち出しており、問題のない水準と考えられる。日銀が政策金利を年内に引き上げる公算が高まっているが、水準としてはまだ低位圏であり金融機関の融資姿勢にも変化は見られないことから、今後も一定範囲内で借入金を活用し、財務レバレッジ(総資産÷自己資本)を効かせながら事業を拡大していく方針だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
記事一覧
2025/11/17 14:25:三機サービス---子会社設立および新たな事業の開始
2025/11/17 14:23:ユニリタ---2Qは増収・2ケタ増益、クラウドサービス事業とプロフェッショナルサービス事業が増収に
2025/11/17 14:21:アイナボホールディングス---期末配当を実施
2025/11/17 14:19:アイナボホールディングス---25年9月期は増収・2ケタ増益、期末配当の増配を発表
2025/11/17 14:19:IDOM:初の個人投資家向け社債「Gulliver=IDOM債」を発行、機関投資家向け社債も同時発行、大型店積極推進
2025/11/17 14:18:コレックホールディングス---株主優待制度の導入
2025/11/17 14:17:日経平均VIは低下、株価の下値堅く警戒感は広がらず
2025/11/17 14:16:ZETA---ECサイト向けAIチャット「ZETA TALK」の提供を開始
2025/11/17 14:14:船場---3Qは2ケタ増収・営業利益・経常利益共に2ケタ増益、国内・海外ともに伸長。
2025/11/17 14:02:出来高変化率ランキング(13時台)〜サンコール、ユカリアなどがランクイン
2025/11/17 14:01:東京為替:ドル・円は動意薄、様子見ムードで
2025/11/17 13:53:ビューティカダンホールディングス---1Qは減収なるも主力の生花祭壇事業が若干の増収
2025/11/17 13:53:IKホールディングス:割安高成長のダブルバガー候補
2025/11/17 13:52:日経平均は167円安、5万円近辺では押し目買いも
2025/11/17 13:46:東京為替:ドル・円は小動き、ドルは売りづらい
2025/11/17 13:42:クラスターT---もみ合い、26年3月期通期業績予想の上方修正を発表も
2025/11/17 13:41:オーケストラ---ストップ高買い気配、株主優待制度の新設を材料視
2025/11/17 13:41:米国株見通し:下げ渋りか、今週の雇用統計を見極め
2025/11/17 13:38:ノーリツ鋼機---大幅反発、第3四半期営業益は増益転換で通期予想を上方修正
2025/11/17 13:38:クエスト---2Qは2ケタ増収、半導体・金融分野での案件拡大と連結子会社セプトが貢献
|