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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/26 11:05, 提供元: フィスコ ワイヤレスゲート Research Memo(5):売上高は前期比0.2%減も、費用の後ずれで同36%増の大幅な営業増益*11:05JST ワイヤレスゲート Research Memo(5):売上高は前期比0.2%減も、費用の後ずれで同36%増の大幅な営業増益■ワイヤレスゲート<9419>の業績動向 1. 2024年12月期の業績概要 2024年12月期の業績は、売上高8,462百万円(前期比0.2%減)、営業利益305百万円(同36.0%増)、経常利益301百万円(同33.5%増)、当期純利益283百万円(同17.7%増)となった。 WiMAXサービスにおいて発生した一時的な法人顧客の大口解約により、売上高は計画を若干下回った。一方でデジタルマーケティング事業における新サービス開始時期の変更から、関連費用の発生が2025年12月期にずれ込んだこと等から各利益は計画を上回った。減収となったが、売上総利益率は前期比で3.0ポイント改善し、売上総利益は同6.0%増となった。一方で販管費は新サービスの開始がずれ込んだこともあり同4.3%増に留まったことから、営業利益は前期比で大幅増益となった。 (1) 第4四半期(会計期間)の状況 売上高は、WiMAX契約者数が12月は単月で純増したが、第4四半期では純減したため、前年同期比で1.8%減となった。売上総利益率は、原価率が抑制されたことから50.2%となり、前年同期比で5.3ポイント改善された。 営業利益は、ECサイト経由の販売拡大に向けた先行投資を重点的に投下したことから第4四半期では2百万円の損失を計上したが、EC販売の増加に伴い2025年12月期以降は黒字回復の見込みだ。 (2) ワイヤレスゲートWi-Fi事業の取り組み 第2四半期に発生した法人の大口解約による影響などにより、売上高は前期比0.6%減8,431百万円となった。その後、一時的な解約件数の増加が落ち着き、第4四半期の解約率は改善した。 一方で、第3四半期から新たに取り扱いを開始した新しいサブスクサービスが貢献し、2024年12月時点での契約件数は24.7万件に達した。特に「ワイヤレスゲートWi-Fi+スマホ保険付き」の契約者数が順調に増加した。今後も付加価値を求める顧客向けに引き続き満足度の高いサービスを提供し、契約者数の純増を図る計画だ。 (3) デジタルマーケティング事業 2024年12月期から区分けされたセグメントで、売上高は31百万円となった。インバウンドの増加により、インバウンド向けプリペイドSIMの販売が増加したが、特に11言語対応の自社ECサイト経由でのe-SIM販売が好調に推移した。これにより、今後は自社旅行サイトをさらに拡充し、引き続き集客拡大とe-SIM販売増を見込む。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇) 《HN》 記事一覧 |