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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/24 16:13, 提供元: フィスコ フルテック Research Memo(3):自動ドアの総管理台数は31万台超、保守契約台数も9万台超(2)*16:13JST フルテック Research Memo(3):自動ドアの総管理台数は31万台超、保守契約台数も9万台超(2)■フルテック<6546>の会社概要 2. 沿革 フルテック<6546>は、北海道寺岡オートドア(株)として1963年に設立された。自動ドアメーカーである寺岡オートドア(株)の北海道地区販売代理店としてスタートした。1970年には仙台支店を開設し東北進出を果たし、東日本寺岡オートドア(株)に商号変更した。翌年以降、釧路、秋田、旭川、青森、宇都宮と相次いで支店を開設し、1976年には岩手県に(株)寺岡オートドア岩手を設立した。1981年には協立オート・ドア(株)に出資、1996年には(株)上武寺岡オートドアを買収し、東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、群馬県へと事業規模を拡大した。上武寺岡オートドアは1999年に清算、協立オート・ドアは2001年に吸収合併し、それぞれ同社が経営を引き継いだ。2001年には商号を寺岡ファシリティーズ(株)に変更したが、2015年には現在のフルテック(株)に変更、2016年には岩手県の子会社を吸収合併した。2017年には東京証券取引所市場第二部へ上場し、2018年に市場第一部に指定替え、2022年4月にスタンダード市場へ移行するとともに、同年7月に札幌証券取引所本則市場へ上場した。 2021年には福岡支店を開設し、九州へ進出した。当初6名でスタートしたが、順調に受注を伸ばし、現在の従業員数は12名である。中部及び西日本エリアへの進出については、同社の現在の経営資源やコスト面を考慮し、広域な市場に対応できる十分な営業・保守サービス体制の構築は難しいと判断し、保留している。一方で、2024年6月にM&A推進室を設置し、M&Aにより事業領域を拡大していくことを検討している。商品開発の内製化やリノベーション事業の推進でもM&Aを積極的に活用していく戦略だ。 ステンレス建具の製造については、1982年に(株)東日本メタルを設立し、東北地区での製造を開始した。1991年には札幌市に建具製造工場部門としてアートテックス(以下、札幌工場)を設立。1996年には東日本メタルを清算し、新たにアートテックス東北(株)(以下、盛岡工場)を設立し、新工場でステンレス建具の製造を開始した。2003年には盛岡工場を移転・新築し、商号を札幌工場と同じアートテックスとした。2016年には札幌工場が盛岡工場を吸収合併し、子会社を統合した。 その他事業については、1994年に(株)トルネックスの販売代理店として、分煙システム「トルネックス」の販売を開始した。このほか、2009年に駐輪システム事業部を新設したほか、2024年にはセキュリティボックスをはじめとする組込系制御システムの企画・開発・製造を行うワイズ・コーポレーションをM&Aにより連結子会社化した。商品開発の内製化を進めるとともに、宅配ボックスなどの設置を検討しているエンドユーザーに対して、セキュリティシステムや宅配ボックスなどを拡販する計画だ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘) 《HN》 記事一覧 |