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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/03/18 14:33, 提供元: フィスコ GMOメディア Research Memo(3):メディア事業とソリューション事業を展開*14:33JST GMOメディア Research Memo(3):メディア事業とソリューション事業を展開■会社概要 2. 事業内容 GMOメディア<6180>は「メディア事業」と「ソリューション事業」を展開している。主力のメディア事業では、自社で運営するポイントサイトやブラウザゲームプラットフォーム、業界特化型メディアを通じて広告・課金収入を獲得するビジネスを展開している。一方、ソリューション事業ではメディア運営事業で培ったノウハウをパートナー企業に提供するサービスを展開している。2024年12月期の事業セグメント別構成比では、メディア事業が売上高の88.6%、営業利益の86.8%を占めている。 (1) メディア事業 メディア事業では、ポイントインセンティブ等によるポイント関連事業と業界特化型事業を展開している。ポイント関連事業では業界トップクラスのポイントサイトである「ポイントタウン」やブラウザゲームプラットフォームの「ゲソてん」「かんたんゲームボックス」、クーポン・チケット購入サイトの「くまポン」などを運営しており、これらのサイトを通じて得られる広告・課金収入が売上高、利益の大半を占めている。 業界特化型事業では2020年以降、学びと美容医療の2領域にターゲットを絞り、事業を展開している。先行投資を進めた結果、2024年12月期のメディア事業に占める売上構成比は前期の約13%から約16%に上昇し、売上総利益率も25%前後の水準となり投資フェーズから収益フェーズに入っている。 学び関連事業では子ども向けプログラミングスクールのポータルサイトとして掲載教室数、口コミ掲載数ともに業界トップの地位を確立している「コエテコ」やリスキリングに取り組む社会人向けの「コエテコキャンパス」などを運営している。そのほか、プログラミング教室向け経営支援プラットフォーム「コエテコPlus」(月額課金型)やオンライン講座作成・販売プラットフォーム「コエテコカレッジ」(月額課金+従量課金)などのサービスを開発・提供している。売上の大半は「コエテコ」や「コエテコキャンパス」などのポータルサイトを通じた成果報酬型広告収入である。「コエテコ」では掲載スクールにユーザーが体験申込を行い、実際に訪問した際に成果報酬として売上が発生する。また、「コエテコ キャンパス」は、ユーザーが掲載スクールに資料請求、入会申込等を行った際に成果報酬として売上が発生するモデルである。 美容医療関連事業では、美容クリニックの検索・予約サイト「キレイパス」を運営しているほか、美容クリニック向け経営支援プラットフォーム「キレイパスコネクト」(月額課金型)※のサービスを開発・提供している。売上の大半はチケット掲載数業界トップの「キレイパス」を通じて得られる成果報酬型広告収入で、契約するクリニックから委託を受けたコンテンツ(チケット)を「キレイパス」に掲載し、ユーザーがコンテンツを購入した時に購入額から販売手数料(同社の売上)を除いた金額をクリニックに支払うモデルである。 ※ 予約管理から電子カルテ・会計、経営分析など経営の効率化を図るための機能を一括で提供している。 (2) ソリューション事業 ソリューション事業では、「ポイントタウン」の運営ノウハウを生かし他社運営メディア上でポイントサイトの構築・運営支援を行うポイントCRMツール「GMOリピータス」や、アフィリエイト広告仲介の「アフィタウン」などを展開している。「GMOリピータス」についてはシステム開発から導入支援、運用サポートまで手掛けており、NTTドコモ<9437>の「ポイント広場」のほか「イオンカードポイントモール」など合計8サイト(前期末比1サイト増)に導入している。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲) 《MY》 記事一覧 |