|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/11/18 15:03,
提供元: フィスコ
一正蒲 Research Memo(3):1世帯当たりの年間消費支出は2018年を底に緩やかに上昇
*15:03JST 一正蒲 Research Memo(3):1世帯当たりの年間消費支出は2018年を底に緩やかに上昇
■一正蒲鉾<2904>の事業概要
1. 経営環境
水産練製品は1975年には約100万トンを生産していたが、1977年の200海里ショック(水域制限)を契機に、以降生産量が漸減してきているのが大まかな潮流だ。2022年の生産量は471千トンと2013年比では10.8%減少しているが、直近のトレンドという観点では緩やかながら下げ止まり感がうかがえる。1世帯当たりの年間消費支出も1992年をピークに、2002年に10千円を割り漸減傾向にあったが、直近では2018年の8,233千円を底に2022年には8,908千円まで緩やかに増加してきている。この背景には、水産練製品の高い栄養価と手軽さの再認知も影響しているとみられ、ヘルシー食品としての位置付けから、再評価の機運が見られる。なお、風味かまぼことして登場したカニかまは、業界でもロングランを続けている。業界全体としても、料理時間の短縮、手軽さを求める消費者の行動、健康・安全・安心を求める消費者の嗜好、電化製品の進化など生活様式の変化などにマッチした新しい商品開発によるさらなる需要喚起に取り組んでいる。
2. 全国の販売・生産拠点
同社の販売拠点は、新潟・札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の8主要都市に支店と、各地域をカバーする11の営業所を設置している。各地域の市場の実情に合わせた専任営業担当が取引先とのコミュニケーションの密度を高めている。生産拠点は、新潟県に5工場、北海道小樽市に1工場、滋賀県守山市に1工場、新潟県にまいたけ栽培センター1ヶ所と計8工場を展開する。2023年4月に本格稼働した本社第二工場は、カニかまの主力商品「サラダスティック」の専用工場として複数工場での生産を集約し、「サラダスティック」の全社生産量の20%増強を実現した。第1位のシェアとなっている商品に集中投資し、優位性を確立する同社の戦略だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 松本章弘)
《MY》
記事一覧
2024/11/18 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も日銀追加利上げに根強い期待
2024/11/18 17:23:アイリックコーポレーション---1Qは2ケタ増収・大幅増益、主力の保険販売事業が2ケタ増収増益に
2024/11/18 17:21:ミダックホールディングス---2Qは2ケタ増収増益、収集運搬事業が大幅増収増益に
2024/11/18 17:19:unerry---1Qは2ケタ増収・黒字転換、4四半期連続営業黒字に
2024/11/18 17:09:18日の日本国債市場概況:債券先物は142円85銭で終了
2024/11/18 17:09:サンマルクホールディングス---2Q増収・純利益大幅増、レストラン事業・喫茶事業の利益が好調に推移
2024/11/18 17:07:東京為替:ドル・円は伸び悩み、155円台から失速
2024/11/18 16:45:18日の中国本土市場概況:上海総合0.2%安で3日続落、銀行株は逆行高
2024/11/18 16:41:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は大幅反落、中外製薬とファーストリテの2銘柄で約139円押し下げ
2024/11/18 16:35:日経VI:大幅に上昇、株価軟調で警戒感広がる
2024/11/18 16:33:オプティム---2Q増収、モバイルマネジメントサービス・X-Tech(クロステック)サービスの成長を推進
2024/11/18 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:米金利上昇やエヌビディア納入遅延警戒で安値引け
2024/11/18 16:29:ハイテク株や医薬品株が相場の重荷【クロージング】
2024/11/18 16:15:日経平均は大幅反落、ハイテク株の下落が重し
2024/11/18 16:10:東京為替:ドル・円は底堅い、米金利に連動
2024/11/18 16:09:新興市場銘柄ダイジェスト:ARアドバンストは大幅続伸、データセクが反発
2024/11/18 16:06:米利下げは年内終了との見方で円安継続の可能性
2024/11/18 16:04:リベルタ、ミルボン、白鳩など
2024/11/18 15:56:WDBホールディングス:理学系の人材派遣でトップ、スタッフ待遇改善で再成長へ
2024/11/18 15:46:東証業種別ランキング:医薬品が下落率トップ
|