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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/11/18 08:04, 提供元: フィスコ 17日の米国市場ダイジェスト:NYダウは557ドル安、利下げ期待が後退*08:04JST 17日の米国市場ダイジェスト:NYダウは557ドル安、利下げ期待が後退■NY株式:NYダウは557ドル安、利下げ期待が後退 米国株式市場は下落。ダウ平均557.24ドル安の46590.24ドル、ナスダックは192.52ポイント安の22708.07で取引を終了した。 利下げ期待の後退で、寄り付き後、下落。根強い人工知能(AI)バブル警戒感からハイテクも引き続き売られ、相場の重しとなった。終日軟調に推移し、終盤にかけ下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではメディア・娯楽が上昇した一方、半導体・同製造装置、耐久消費財・アパレルが下落した。 検索グーグルを運営するアルファベット(GOOG)は当局への届け出で、保険バークシャー・ハサウェイ(BRK)による同社株購入が明かになったことを受けた買いが継続した。防衛のロッキード・マーチン(LMT)はトランプ大統領がサウジアラビアへのF-35戦闘機売却を承認し、上昇。 半導体のエヌビディア(NVDA)はソフトバンクに続き、著名投資家のティ―ル氏が運営するヘッジファンドが第3四半期に保有していた同社株全て売却したことが、当局への届け出で明らかになり警戒感に、売られた。携帯端末のアップル(AAPL)はクック最高経営責任者(CEO)の後任選びが本格化しており、想定されていたよりも同氏の速やかな退任の可能性をフィナンシャル・タイムズ紙が報じ、下落。コンピューターメーカーのデル・テクノロジーズ(DELL)はアナリストが投資判断を2段階引き下げたことが嫌気され、下落した。ディスカウント小売のアマゾン(AMZN)はドル建て債の発行で150億ドルを調達する計画を発表し、下落。 投資家の恐怖心理を示すVIX指数は23.4と、ほぼ1カ月ぶりの高水準に達した。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米経済指標良好で12月利下げ観測後退 17日のニューヨーク外為市場でドル・円は154円84銭から155円30銭まで上昇し、155円23銭で引けた。米11月NY連銀製造業景気指数や8月建設支出が予想外に改善したため12月の利下げ観測が後退しドル買いが強まった。日本の財政リスクや日銀の早期追加利上げ観測後退で、円売りも優勢となった。 ユーロ・ドルは1.1582ドルまで下落後、1.1602ドルまで上昇し、1.1589ドルで引けた。ユーロ・円は179円46銭から180円02銭まで上昇した。日本の国内総生産(GDP)が冴えず、日銀の早期追加利上げ観測が後退した。ポンド・ドルは1.3193ドルへ上昇後、1.3144ドルまで下落。ドル・スイスは0.7951フランから0.7966フランまで上昇した。 ■NY原油:弱含みで59.91ドル、地政学的リスクを意識した買いは一巡 NY原油先物12月限は弱含み(NYMEX原油12月限終値:59.91 ↓0.18)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比−0.18ドル(−0.30%)の59.91ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.32−60.44ドル。アジア市場で59.32ドルまで売られた後、米国市場の序盤にかけて60.44ドルまで反発したが、その後は伸び悩んだ。地政学的リスクを意識した買いは一巡したことが影響したようだ。通常取引終了後の時間外取引では主に59ドル台後半で推移。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 51.48ドル -1.13ドル(-2.14%) モルガン・スタンレー(MS) 159.45ドル -4.41ドル(-2.69%) ゴールドマン・サックス(GS)775.56ドル -15.35ドル(-1.94%) インテル(INTC) 34.71ドル -0.81ドル(-2.28%) アップル(AAPL) 267.46ドル -4.95ドル(-1.81%) アルファベット(GOOG) 285.60ドル +8.62ドル(+3.11%) メタ(META) 602.01ドル -7.45ドル(-1.22%) キャタピラー(CAT) 552.05ドル -1.98ドル(-0.35%) アルコア(AA) 35.78ドル -1.81ドル(-4.81%) ウォルマート(WMT) 102.95ドル +0.47ドル(+0.45%) 《ST》 記事一覧 |