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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/29 12:42, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜一時51300円台まで上げ幅広げる*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント〜一時51300円台まで上げ幅広げる29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、一時51300円台まで上げ幅広げる ・ドル・円は下げ渋り、日本株高が下支え ・値上がり寄与トップはアドバンテスト、同2位は、東エレク<8035> ■日経平均は大幅反発、一時51300円台まで上げ幅広げる 日経平均は大幅反発。1030.64円高の51249.82円(出来高概算11億9102万株)で前場の取引を終えている。 前日28日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.78ドル高の47706.37ドル、ナスダックは190.04ポイント高の23827.50で取引を終了した。連邦公開市場委員会(FOMC)開始で利下げ期待に寄り付き後、上昇。対中首脳会談での通商合意期待も根強く続伸した。さらに、好決算が好感材料となったほか、半導体のエヌビディア(NVDA)がけん引し、相場は一段高。終日買いが先行し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、連日過去最高値を更新した。 米株市場を横目に、29日の日経平均は234.46円高の50453.64円と反発して取引を開始した。その後も買い手優位の状況が続き、取引時間中に一時51300円台まで上げ幅を大きく広げた。想定以上の業績上方修正や自社株買いを評価されたアドバンテスト<6857>が1銘柄で989円押し上げた。全体では、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなったほか、日米首脳会談が昨日終了したことも買い安心感となった 個別では、アドバンテスト、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、レーザーテク<6920>、ディスコ<6146>、住友電<5802>、日立建機<6305>、スクリン<7735>、村田製<6981>、日東電<6988>、太陽誘電<6976>、日立<6501>、三菱電<6503>、キーエンス<6861>などの銘柄が上昇。 一方、ファーストリテ<9983>、テルモ<4543>、リクルートHD<6098>、京セラ<6971>、ベイカレント<6532>、ダイキン<6367>、第一三共<4568>、ソニーG<6758>、KDDI<9433>、ニデック<6594>、中外薬<4519>、コナミG<9766>、東京海上<8766>、富士フイルム<4901>、オリンパス<7733>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、電気機器、建設業などが上昇した一方で、パルプ・紙、不動産業、医薬品などが下落した。 後場の日経平均株価は、堅調な値動きが継続か。引き続き半導体関連株のけん引が指数にプラス寄与しそうだ。ただ、日経平均株価はアドバンテストの上昇が大きく寄与している一方で、東証株価指数(TOPIX)は一時マイナス圏に転落するなどさえない値動きとなっている。前場終了時点で値上がり銘柄数18.3%、値下がり銘柄数79.1%と、幅広い銘柄を手掛ける動きは限定的。ここから国内3月決算企業の上期決算発表が佳境となるほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀金融政策決定会合などを控え、これらの結果を見極めたい動きも広がりそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、日本株高が下支え 29日午前の東京市場でドル・円は下げ渋り。米トランプ政権の日銀金融政策への言及によりドル売り・円買いが強まり、一時151円54銭まで値を切り下げた。ただ、日経平均株価は51000円台に水準を切り上げており、リスク選好の円売りがドルを支えた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円54銭から152円19銭、ユ-ロ・円は176円64銭から177円31銭、ユ-ロ・ドルは1.1642ドルから1.1660ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・きんでん<1944>、トーエネック<1946>など、7銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはアドバンテスト、同2位は、東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・9月消費者物価指数:前年比+3.5%(予想:+3.1%、8月:+3.0%) 【要人発言】 ・木原官房長官 「金融政策の具体的手法は日銀に委ねられるもの」 「日銀には物価目標の実現へ適切な金融政策運営を期待」 <国内> ・日本銀行金融政策決定会合(1日目) <海外> ・特になし 《CS》 記事一覧 |