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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/29 12:03, 提供元: フィスコ 注目銘柄ダイジェスト(前場):アドバンテス、きんでん、トーエネックなど*12:03JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):アドバンテス、きんでん、トーエネックなどオービック<4684>:4675円(-278円) 大幅続落。前日に上半期の決算を発表している。営業利益は437億円で前年同期比13.0%増、7-9月期も同11.0%増と2ケタ増基調を継続する形になっている。システムサポート、システムインテグレーションとも順調に売り上げを拡大させている。通期予想は862億円、前期比10.0%増を据え置き。セクター内でも業績の安定性は強く、なおかつ、直近では業績観測報道も伝わっていたためにサプライズは限定的。短期的な出尽くし感が先行のようだ。 シマノ<7309>:16325円(-1225円) 大幅反落。前日に第3四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は84億円で前年同期比57.1%減となり、会社計画線とは見られるものの、市場予想は15億円ほど下振れている。自転車部品、釣具ともにセグメント減益となっている。通期予想の460億円、前期比29.3%減益は据え置き、第4四半期も減収減益の継続が見込まれている。想定はされていたものの、厳しい決算状況が確認されたことからネガティブな反応が先行。 きんでん<1944>:6158円(+1000円) ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は319億円で前年同期比2.5倍と大幅増益、通期予想は従来の670億円から810億円、前期比32.8%増に上方修正している。通期コンセンサスは750億円レベルであったとみられる。上半期受注高も、市場想定を大きく上回る水準に。年間配当金も従来計画の100円から120円に引き上げ。同社やトーエネックなどの相次ぐ上方修正を受けて、関電工など他の電力設備装置関連にも連想買い向かう。 トーエネック<1946>:1771円(+300円) ストップ高。前日に上半期の決算を発表、営業利益は85.7億円で前年同期比32.5%増となり、従来予想の78億円を上振れる着地に。つれて、通期予想は従来の180億円から200億円、前期比24.7%増に上方修正している。配電線工事の工事量増加に加えて、屋内線工事の進捗も好調に推移しているようだ。また、配当方針の変更を発表、配当性向をこれまでの30%以上から40%目安に引き上げ、年間配当金も52円から65円に引き上げへ。 アドバンテス<6857>:21795円(+3675円) 大幅反発。前日に第2四半期の決算を発表、7-9月期営業利益は1085億円で前年同期比70.7%増となり、市場予想を小幅に上振れたとみられる。一方、通期予想は従来の3000億円から3740億円、前期比63.9%増に上方修正。3300億円程度のコンセンサスを大幅に上振れ。テスタ市場見通しのアップデートに伴うものとなっている。中期経営計画の目標値上方修正、上限1500億円の自社株買い発表なども買い材料につながっている。 マイクロ波化学<9227>:761円(-12円) 続落。TREホールディングス<9247>の連結子会社であるタケエイ(東京都港区)とマイクロ波化学が環境省の公募事業に共同申請し、採択されたと発表している。採択されたのは「マイクロ波を利用した太陽光パネルガラス付着有機物除去によるガラスカレット水平リサイクルの実証事業」。本事業を起点として、両社は使用済み太陽光パネルの大量廃棄問題の解決に取り組むとしている。 ジェネパ<3195>:672円 カ - ストップ高買い気配。伊藤忠商事<8001>と機能性繊維技術を基盤としたアパレル向け機能性繊維の共同開発及び共同販売のための基本合意書を締結したと27日に開示し、引き続き買い材料視されている。ジェネレーションパスのPCMリヨセル繊維や窒化ホウ素複合素材の技術をもとに、伊藤忠と共同でアパレル製品向けの接触冷感・持続冷感機能を有する新素材を開発・商品化する。 クオリプス<4894>:6500円(+220円) 大幅に5日ぶり反発。ヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シートについて、厚生労働省から虚血性心筋症による重症心不全を対象とした希少疾病用再生医療等製品に指定されたと発表している。指定を受けることで医薬品医療機器総合機構(PMDA)等による指導・助言などの支援措置を受けられるほか、保険償還価格算定時の加算の対象になるという。今後、規制当局による審査等に対応し、承認取得を目指すとしている。 《ST》 記事一覧 |