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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/10/29 08:05, 提供元: フィスコ 28日の米国市場ダイジェスト:NYダウは161ドル高、AIや利下げ期待がけん引*08:05JST 28日の米国市場ダイジェスト:NYダウは161ドル高、AIや利下げ期待がけん引■NY株式:NYダウは161ドル高、AIや利下げ期待がけん引 米国株式市場は続伸。ダウ平均は161.78ドル高の47706.37ドル、ナスダックは190.04ポイント高の23827.50で取引を終了した。 連邦公開市場委員会(FOMC)開始で利下げ期待に寄り付き後、上昇。対中首脳会談での通商合意期待も根強く続伸した。さらに、好決算が好感材料となったほか、半導体のエヌビディア(NVDA)がけん引し、相場は一段高。終日買いが先行し、終盤にかけて上げ幅を拡大し、連日過去最高値を更新し終了した。セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇した一方、不動産が下落。 半導体のエヌビディア(NVDA)は人工知能(AI)分野協業でフィンランドの通信ノキア(NOKIA)へ10億ドル出資することを発表したほか、最高経営責任者(CEO)がイベントでAIバブルの可能性を否定、量子コンピューター接続する新システムを発表しエネルギー省と協力しスーパーコンピューターを構築する計画が明らかになり、上昇。 貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は第3四半期決算でコスト削減の一環とした大規模従業員削減などが奏功し利益が予想を大幅に上回り、上昇。オンライン決済のペイパル・ホールディングス(PYPL)は第3四半期決算で通期利益見通しを引き上げ、さらにAI開発企業のオープンAIとのサービス提携で「ChatGPT」に同社のデジタルウォレットが組み込まれることが発表され、上昇。住宅建設会社のDRホートン(DHI)は第4四半期の1株利益が予想を下回り、下落。 クレジットカード会社のビザ(V)は取引終了後に決算を発表。予想を上回る結果を受け、時間外取引で買われている。 (Horiko Capital Management LLC) ■NY為替:米FOMC開始で利下げ織り込む、ドルは弱含み 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円37銭まで上昇後、151円85銭まで反落し、152円11銭で引けた。米8月住宅価格指数や10月消費者信頼感指数が予想を上回ったため一時ドル買いが優勢となったのち、連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを実施することを織り込んだドル売りに押された。 ユーロ・ドルは1.1626ドルへ下落後、1.1668ドルまで上昇し、1.1654ドルで引けた。ユーロ・円は177円03銭から177円55銭まで上昇した。ポンド・ドルは1.3313ドルから1.3248ドルまで下落した。ドル・スイスは0.7967フランへ上昇後、0.7925フランまで下落した。 ■NY原油:軟調推移で60.15ドル、一時60ドルを下回る NY原油先物12月限は軟調推移(NYMEX原油12月限終値:60.15 ↓1.16)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は、前営業日比−1.16ドル(−1.89%)の60.15ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは59.76−61.50ドル。ロシアに対する経済制裁の影響を警戒した買いは一巡しており、アジア市場の序盤で61.50ドルまで買われたが、その後はじり安となり、ロンドン市場の序盤にかけて節目の60ドルを下回った。米国市場の前半にかけて60.77ドルまで戻したが、上値は重いままで59.76ドルまで反落。通常取引終了後の時間外取引では主に60ドルを挟んだ水準で推移。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 52.87ドル -0.15ドル(-0.28%) モルガン・スタンレー(MS) 165.21ドル -0.81ドル(-0.48%) ゴールドマン・サックス(GS)792.09ドル +2.10ドル(+0.26%) インテル(INTC) 41.53ドル +1.99ドル(+5.03%) アップル(AAPL) 269.00ドル +0.19ドル(+0.07%) アルファベット(GOOG) 268.43ドル -1.50ドル(-0.55%) メタ(META) 751.44ドル +0.62ドル(+0.08%) キャタピラー(CAT) 524.47ドル -2.60ドル(-0.49%) アルコア(AA) 39.31ドル -0.59ドル(-1.47%) ウォルマート(WMT) 103.17ドル -1.30ドル(-1.24%) 《ST》 記事一覧 |