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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/04 12:34, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜ハイテク株中心に買いが集中*12:34JST 後場に注目すべき3つのポイント〜ハイテク株中心に買いが集中4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅反発、ハイテク株中心に買いが集中 ・ドル・円は底堅い、日本株高で ・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテス<6857> ■日経平均は大幅反発、ハイテク株中心に買いが集中 日経平均は大幅反発。517.27円高の42456.16円(出来高概算9億5871万株)で前場の取引を終えている。 3日の米国株式市場はまちまちの展開となった。ダウ平均は24.58ドル安の45271.23ドル、ナスダック総合指数は218.10ポイント高の21497.73ドルで取引を終了した。求人件数の減少を受け、FRBの利下げ観測が強まったことや、反トラスト訴訟でアルファベットに対する規制が比較的軽い判断となったことが、ナスダックなどを下支えした。アルファベットとアップルが上昇基調を主導したことも好感された。 米株式市場の動向を横目に、4日の日経平均は154.81円高の42093.70円と反発して取引を開始した。米アルファベットの訴訟に関連する懸念の後退などを受け、投資家のリスク選好が強まり、ハイテク関連を中心に医療・非鉄などの一部セクターに買いが見られた。また、為替市場では円安への振れが続いたものの寄付き直後の動きは限定的であった。需給面では、特に海外投資家の買い意欲が強く、前場全体を通じて買い優勢の展開となった。 個別では、ソフトバンクG<9984>、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、TDK<6762>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>、中外薬<4519>、トヨタ<7203>、東京海上<8766>、HOYA<7741>、ダイキン<6367>、任天堂<7974>などの銘柄が上昇。 一方、ニデック<6594>、信越化<4063>、良品計画<7453>、コナミG<9766>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、キヤノン<7751>、ローム<6963>、ソシオネクスト<6526>、京セラ<6971>、浜ゴム<5101>、SMC<6273>などの銘柄が下落。 業種別では、非鉄金属、鉄鋼、保険業などが値上がり率上位になった一方、ゴム製品のみが下落している。 後場の日経平均株価は、堅調な展開が期待される。米国の利下げ期待が継続しており、これが投資心理を支える可能性がある。為替が引き続き円安傾向にあること、加えて非鉄金属セクターなどへの買いの流れが後場でも続くことが見込まれる。ただし、前場での上昇幅が大きかったことから、利益確定の売りが出やすく、上値を抑える場面も見られよう。そのため、需給のバランスに注目しながら動向を見極める必要がある。 ■ドル・円は底堅い、日本株高で 4日午前の東京市場でドル・円は底堅く推移し、147円79銭から148円19銭のレンジ内でもみ合った。前日発表された米経済指標は悪化し、9月利下げ観測でややドル売りに振れやすい。ただ、日経平均株価の大幅安で円売りに振れ、ドルをサポートする。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は147円79銭から148円19銭、ユ-ロ・円は172円46銭から172円74銭、ユ-ロ・ドルは1.1650ドルから1.1669ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・ウェルディッシュ<2901>、イメージ情報開発<3803>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上り寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はアドバンテス<6857> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・豪・7月貿易収支:+73.10億ドル(予想:+49.00億ドル、6月:+53.65億ドル→+53.66億ドル) 【要人発言】 ・赤沢経済再生相 「事務的な協議が整ったため訪米」 「自動車関税引き下げる大統領令を速やかに発出していただく必要」 「自民党総裁選の前倒しは必要ない」 <国内> ・特になし <海外> ・15:30 スイス・8月消費者物価指数(予想:前年比+0.2%、7月:+0.2%) ・16:00 スイス・8月失業率(予想:2.8%、7月:2.7%) 《CS》 記事一覧 |