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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/23 11:37, 提供元: フィスコ 注目銘柄ダイジェスト(前場):ローム、サッポロHD、マルマエなど*11:37JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):ローム、サッポロHD、マルマエなどマルマエ<6264>:1492円(+70円) 大幅続伸。先週末に個別業績予想の上方修正、並びに、配当予想の引き上げを発表している。25年8月期単独営業利益は従来予想の16億円から17.2億円に増額、前期は1.6億円であった。生産性改善などで利益率が向上のもよう。また、年間配当金は従来計画の30円から40円に引き上げている。なお、KMアルミニウムの子会社化によって連結決算を開始するとしており、25年8月期連結営業利益見通しは19億円としている。 サッポロHD<2501>:7592円(+407円) 大幅続伸。不動産事業を手掛ける札幌不動産開発の売却を巡って、早ければ11月にも最終的な買い手が固まる見通しになったと報じられている。2次入札の締め切りは8月を予定し、資金力のある投資ファンドのほか、三菱地所や東急不動産などが参加するもようとされている。投資不動産の全体価値は昨年末時点の時価ベースで4029億円にのぼるとみられ、これを原資とした構造改革の進展などがあらためて期待される状況に。 ローム<6963>:1797円(+110.5円) 大幅続伸。日経平均の構成銘柄に新規採用されることが先週末に発表されている。NTTによるTOBの結果を受けて、現在用銘柄であるNTTデータの上場廃止の可能性が高まったことによるもの。7月3日終値で指数参入への需給インパクトが発生、大和証券の試算では6.66日分の買いインパクトになると推定しているようだ。なお、同社とともに新規採用候補とみられていたイビデンは、本日売り先行の動きとなっている。 ディスコ<6146>:35670円(-1020円) 大幅反落。トランプ政権が対中半導体規制を一段と強化することを検討していると伝わり、先週末の米国市場では半導体関連株などが売り優勢となっている。中国で米国製の半導体製造装置にアクセスするために大手半導体メーカーが利用してきた特例措置を取り消したいと考えているもようだ。米中通商協議の進展が期待され、足元で半導体関連株は堅調な動きとなっていたが、警戒感の再燃を受けて同社など大手半導体株には総じて売りが先行へ。 三菱重<7011>:3524円(+74円) 大幅反発。米国防総省では先週末、日本を含むアジアの同盟国は国防費をGDP比5%まで引き上げる必要があると表明している。NATOが調整している5%の新目標にアジアの同盟国も足並みを揃えるよう求める見通し。広義の安全保障分野への支出分1.5%を除くと、現行基準での要求目標は3.5%となる。日本では防衛費を2027年に現行基準でGDP比2%に増やす目標を掲げているが、さらなる引き上げが要求される形に。 アイズ<5242>:1820円(-16円) 続落。YouTube案件のマッチングプラットフォーム「Talema.(タレマ)」のクリエイターのチャンネル登録者数が2億3,000万人を突破したことを発表したが、株価へのポジティブな反応は限定的となっている。Talema.の登録クリエイター数は1,750組以上にのぼり、ジャンルはエンタメ、ゲーム、グルメ、ビューティーなど多岐にわたる。25年2月から6月現在で登録しているクリエイターのチャンネル登録者数は約1,600万人増加し、この度合計2億3,000万人を突破したとしている。 DWTI<4576>:118円(-2円) もみ合い。同社が創製したRhoキナーゼ阻害薬「リパスジル塩酸塩水和物」を有効成分とする点眼剤「K-321」が、ライセンスアウト先の興和より、グローバル第III相臨床試験で被験者への投与が完了した旨の連絡を受けた。同試験は、米国・欧州等の複数の国・地域のフックス角膜内皮変性症患者を対象に、デスメ膜剥離手術後、同剤を点眼投与した際の有効性や安全性についてプラセボと比較して評価することが目的。現在、二重遮蔽下にて経過観察中であり、26年3月末までに被験者の経過観察が終了する予定である。 レナサイエンス<4889>:2096円(-7円) 続落。皮膚血管肉腫に対するパクリタキセルとRS5614併用の第II相治験における症例登録完了を発表した。今回の治験は、1次治療無効(根治切除不能でパクリタキセル無効)の皮膚血管肉腫患者を対象にパクリタキセルとRS5614との併用投与の有効性及び安全性を検討する第II相医師主導治験で、25年6月19日に予定通り16例の登録が完了した。今後、投与期間(28週間)を経て、同試験の評価、データ解析の結果を治験総括報告書に纏める予定としているが、地合いの悪さに押され売りが優勢となっている。 《ST》 記事一覧 |