|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/09 16:30,
提供元: フィスコ
米国株の上昇や円安進行を受けて38000円台回復【クロージング】
*16:30JST 米国株の上昇や円安進行を受けて38000円台回復【クロージング】
9日の日経平均は続伸。346.96円高の38088.57円(出来高概算13億4000万株)と7営業日ぶりに38000円台を回復して取引を終えた。前週末の米国株の上昇や1ドル=144円台後半まで進んだ円安を映して買いが先行。38000円を回復して始まると、前場中盤には38178.01円まで上値を伸ばした。ただ、米中交渉での協議進展への期待感はあるものの、どのような形でまとまるのか見極めたいとの見方もあり、積極的な上値追いの動きは限られた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が800を超え、やや値上がり数が上回った。セクター別では、医薬品、その他製品、銀行、電気機器、情報通信など22業種が上昇。一方、パルプ紙、鉄鋼、金属製品、海運など10業種が下落。ゴム製品は変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、中外薬<4519>が堅調だった。半面、エムスリー<2413>、オリンパス<7733>、トレンド<4704>、京セラ<6971>が軟化した。
6日の米国市場では。5月の雇用統計の結果を受けて米景気後退懸念が薄れたことが支援材料になったほか、「中国のレアアース輸出認可」報道なども刺激材料になった。これを受け、週明けの東京市場はリスク選好ムードが優勢となった。また、東京時間に入っても円安が進み、1ドル=144円90銭台と円安が進展したことも投資家心理を好転させ、日経平均の上げ幅は一時400円を超えた。米景気の減速懸念が後退していることから米長期金利が上昇しているため、融資利ざやの改善期待を材料にメガバンクなど金融株にも投資資金が向かった。
日経平均は38000円台を回復したものの、上値の重い展開となった。米中協議がどのようにまとまるのか見極めたほか、今週は11日に米消費者物価指数(CPI)、13日に米ミシガン大学の消費者信頼感指数などの発表が控えており、米景気の底堅さを確認できる内容になるのか見定めたいと考える向きも多い。また、来週には日米の金融政策決定会合が開かれる予定など積極的に上値を買い上がる雰囲気にはならなそうなため、目先は38000円台を固める動きとなりそうだ。
《CS》
記事一覧
2025/06/10 20:12:欧州為替:ドル・円は小動き、米中協議待ち
2025/06/10 19:32:欧州為替:ドル・円は変わらず、ドル売り継続
2025/06/10 18:30:欧州為替:ドル・円は伸び悩み、ユーロは持ち直し
2025/06/10 18:15:日経平均テクニカル:3日続伸、5月高値を突破
2025/06/10 18:08:フォーバル---パンクチュアルと業務提携を締結し地方創生支援を強化
2025/06/10 18:00:10日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で反落、テック株に売り
2025/06/10 17:35:10日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で6日ぶり反落、電子情報株が安い
2025/06/10 17:26:欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米中協議進展なら上昇も米インフレにらみ
2025/06/10 17:18:東京為替:ドル・円は伸び悩み、上昇分を削る
2025/06/10 17:06:東証グロ−ス指数は続伸、物色意欲強く終日堅調
2025/06/10 17:03:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は3日続伸、ソフトバンクGやコナミGが2銘柄で約47円分押し上げ
2025/06/10 16:56:直近戻り高値回復後は利益確定の動きが優勢に【クロージング】
2025/06/10 16:35:日経VI:小幅に上昇、貿易協議など控え市場心理の傾きは限定的
2025/06/10 16:31:東京為替:ドル・円は下げ渋り、欧州株はおおむねプラス
2025/06/10 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:宇宙ベンチャー株反転と利上げ先送り期待で続伸
2025/06/10 16:23:日経平均は続伸、買い先行も大引けにかけて半導体関連株が失速
2025/06/10 16:00:リバーエレテク、ウィザス、Bガレジなど
2025/06/10 15:59:新興市場銘柄ダイジェスト:シンバイオ製薬は続伸、学びエイドが大幅反落
2025/06/10 15:51:東証業種別ランキング:保険業が下落率トップ
2025/06/10 15:45:6月10日本国債市場:債券先物は139円14銭で取引終了
|