|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/03/24 16:38,
提供元: フィスコ
トランプ関税に対する不透明感からこう着感強まる【クロージング】
*16:38JST トランプ関税に対する不透明感からこう着感強まる【クロージング】
24日の日経平均は小幅に3営業日続落。68.57円安の37608.49円(出来高概算16億5000万株)で取引を終えた。前週末の米国株高などを映して買いが先行で始まったが、寄り付きの37841.68円を高値にこう着感の強い相場展開だった。トランプ米政権の関税政策に対する不透明感が重荷となり、小動きではあったが本日の安値で取引を終えた。
東証プライムの騰落銘柄は、値下がり銘柄数が1100を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、不動産、繊維製品、非鉄金属、海運など11業種が上昇。一方、銀行、機械、鉄鋼、卸売など22業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、住友不動産<8830>、リクルートHD<6098>、良品計画<7453>、TDK<6762>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、テルモ<4543>が軟調だった。
前週末の米国市場は、トランプ米大統領は相互関税を巡り「柔軟性がある」との認識を示したことで貿易摩擦への警戒が和らぎ、主要株価指数は上昇。ただし、トランプ大統領の発言は二転三転するだけに、不透明感は拭えないとみる向きが多く、積極的な売買は手控えられた。そのなかで、3月期末の権利取りを狙った動きのほか、「米アクティビストが住友不動産株を取得し、株主価値向上へ向け協議している」と米メディアが報じると、同社株が上場来高値を更新し、他の不動産株にも買いが波及した。一方、このところ堅調に推移していたメガバンクなど金融株や商社株には利食い売りが優勢だった。
日経平均は小動きとなったが、投資家はトランプ米政権の関税政策が見えてくるまでは、動きづらいと考えているようだ。また、3月期末が意識されるなか、商いは低調で閑散な相場展開が続くことが予想される。また、米国では24日、3月の製造業・サービス業PMIが発表されるほか、米連邦準備理事会(FRB)のバー理事の講演などが予定されており、経済指標の結果や発言内容には注意したい。また、トランプ関税に関する政権内からの発言にも神経をとがらせる場面が続くことになりそうだ。
《CS》
記事一覧
2025/03/26 17:33:ホクシン、オークワ、住友鉱など
2025/03/26 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル需要も目先の米経済指標を見極め
2025/03/26 17:13:26日の中国本土市場概況:上海総合0.04%安で小幅続落、銀行株下げ主導
2025/03/26 17:07:東証グロ−ス指数は続伸、引き続き上値は重い展開
2025/03/26 17:04:東京為替:ドル・円は伸び悩み、午後は失速
2025/03/26 16:56:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は続伸、ファーストリテや東エレクが2銘柄で約94円分押し上げ
2025/03/26 16:46:東証業種別ランキング:その他製品が上昇率トップ
2025/03/26 16:35:日経VI:低下、株価底堅く警戒感が緩和
2025/03/26 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:外部環境を追い風に続伸
2025/03/26 16:09:東京為替:ドル・円は変わらず、ポンドは下落
2025/03/26 16:01:新興市場銘柄ダイジェスト:ブシロードは昨年来高値、バリューCは4日ぶり反発
2025/03/26 16:00:日経平均は続伸、値がさ株上昇し終値ベースでは2月27日以来の38000円台回復
2025/03/26 15:43:ブシロード---昨年来高値、SBI証券が目標株価を635円に引き上げ、投資判断は「中立」継続(訂正)
2025/03/26 15:35:日経平均大引け:前日比246.75円高の38027.29円
2025/03/26 15:23:出来高変化率ランキング(14時台)〜ピーエス、宮越HDなどがランクイン
2025/03/26 15:11:スパークス・グループ---北海道札幌市において蓄電所事業に参画
2025/03/26 15:06:東京為替:ドル・円は上値が重い、材料難で伸び悩み
2025/03/26 14:51:日経平均は368円高、引き続き米経済指標に関心
2025/03/26 14:49:東京為替:ドル・円は伸び悩み、上値の重さを意識
2025/03/26 14:22:品川リフラクトリーズ---Reframaxの株式取得によりグローバル展開とエンジニアリング事業強化を推進
|