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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/04 17:21, 提供元: フィスコ メキシコペソ円今週の予想(9月1日) サンワード証券の陳氏*17:21JST メキシコペソ円今週の予想(9月1日) サンワード証券の陳氏皆さん、こんにちは。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。 陳さんはまず、メキシコペソ円について、『堅調に推移しそうだ』と述べています。 続けて、『メキシコの足元の景気は底堅く推移している。4〜6月実質GDP(国内総生産)速報値は前期比0.7%増と、2四半期連続のプラス成長を記録。7月の経済活動指数速報値も前年比0.1%上昇した。6月の貿易収支は5億1400万ドルの黒字を確保した。輸出が前年比10.6%増と堅調だった』と述べています。 次に、『メキシコ中央銀行は、8月7日の金融政策委員会で、政策金利を0.255%p引き下げて7.75%に決定した』と伝え、『メキシコ銀行は昨年3月にコロナ禍一巡後初の利下げに舵を切り、その後は小休止を交えつつ断続的に累計3.5%の利下げを実施しており、今回の利下げにより政策金利は3年ぶりの低水準となる。今回は5会合連続の利下げとなったが、6月の前回会合まで4会合連続で0.5%の大幅利下げであった一方、今会合での利下げ幅の縮小は前回の会合で示唆されており、その通りの決定となった』と解説しています。 一方、『メキシコ国経済は『トランプ関税』に翻弄されている。トランプ米政権は発足直後、同国からの全ての輸入品に25%の追加関税を課す大統領令を発令したが、直後の首脳協議を経て発動は延期された。ただし、その後は自動車や自動車部品、鉄鋼製品、アルミ製品に対する追加関税は発動されている。また、25%の追加関税についてはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)に準拠した財を対象外とすることで合意されたが、個別財に対する追加関税は継続されている』と伝え、『メキシコの対米輸出額は輸出全体の8割を占めるとともに、名目GDP比で3割弱に達することから、関税引き上げによる実体経済への影響は大きい。足元では最悪の事態を回避できており、4-6月の実質GDPは前期比年率+2.72%と2四半期連続のプラス成長となるなど底堅い動きをみせている。第2四半期経常収支は2億0600万ドルの黒字だった。米貿易政策などに関連した世界的な経済の不透明感にもかかわらず、前年同期の9億1100万ドルの赤字から転換した』と説明しています。 陳さんは、『しかし、景気の先行きには不透明要因が多い。ただ、米ドル安を受けてペソ相場は下支えされている』と見解を述べています。 メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.80円〜8.20円』と予想しています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の9月2日付「メキシコペソ円今週の予想(9月1日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 《CS》 記事一覧 |