携帯版 | ||
|
フィスコ投資ニュース配信日時: 2024/10/09 17:19, 提供元: フィスコ ドル円今週の予想(10月7日)サンワード証券の陳氏(山崎 みほ)*17:19JST ドル円今週の予想(10月7日)サンワード証券の陳氏(山崎 みほ)皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、ドル円についてのレポートを紹介します。 陳さんはまず、今週のドル円について『大幅利下げの見通しが後退したため、押し目買いが続き、節目の150円を目指す展開になりそうだ。先週発表された雇用指標がいずれも強く、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利下げを決定する可能性はほぼなくなったといえよう』と述べています。 次に、『9月米雇用統計は、非農業部門就業者数が前月比25万4000人増と伸びは8月(15万9000人増)から大きく拡大。市場予想の14万人増も大幅に上回った。失業率は4.1%で、前月から0.1ポイント改善した。7月と8月の就業者の伸びも上方修正された』とし、『力強い雇用統計を踏まえて、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月の金融政策会合で0.5%の大幅利下げを決定するとの見方が後退し、長期金利が上昇した。今回の統計では平均時給の伸びも予想を上回り、年内は2回の0.25%利下げか、あるいは次回会合では政策金利が据え置かれる可能性もあるだろうとの指摘もあった。実際、週明け7日のCME FEDWATCHによると、11月の0.25%の利下げ確率は94.8%、利下げ無しも5.2%あった。先週から劇的な変化となった』と解説しています。 陳さんは、『2日には、石破茂首相が日銀の植田総裁と会談して、現況は追加利上げを行う環境にないとの見解を明らかにし、利上げ容認派とする一部の見方を否定した。FRBの積極的な利下げの見方が後退し、日銀の利上げ姿勢も後退したことで、日米の金利差拡大の観点からドル買い・円売りが進むだろう。すでに148〜149円の水準に上昇していることから、節目の150円に上昇する可能性は高いだろう』と考察しています。 そして、『今週は、9日には前回の9月FOMCの議事録が公表される。10日に9月消費者物価指数(CPI)、11日に卸売物価指数(PPI)がそれぞれ発表される。インフレ指標は低下が見込まれているが、コアPPIは上昇が予想されている。雇用統計同様にサプライズがあるかもしれないが、市場はインフレ傾向の低下は既存路線と見ており、注目度はやや低下しているだろう。9月以降の米長期金利は3.6〜4.0%のレンジで推移しており、ドルをサポートしている』と述べています。 また、『中東情勢の激化が懸念されるところだが、最近では「有事の円買い」が後退し、「有事のドル買い」が強まっている。特に、原油価格が上昇すれば、円売り要因になる』と言及しています。 ドル円の今週のレンジについては、『145.00円〜150.00円』と予想しています。 参考にしてみてくださいね。 上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月8日付「ドル円今週の予想(10月7日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。 フィスコリサーチレポーター 山崎みほ 《CS》 記事一覧 |