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第57回 浜口がNHK/テレ東に出演/三菱商事の自社株買い2023.7.10 <著者プロフィール> 浜口準之助(はまぐち・じゅんのすけ) 約15年にわたり機関投資家のファンドマネージャーとして株式運用に従事。信託銀行などで主に年金資金の日本株運用を行う。その後約14年にわたり投信運用会社にて投資環境のセミナー講師に携わる傍ら個人投資家として株式運用を行い、「億り人」の仲間入りを果たす。「浜口流コア・サテライト戦略」を提唱し自らも実践している。「醍醐味に満ちたライフワークとして、株式投資に勝るものなし」との基本観から、個人投資家に実践的な株式投資手法の研究を続けている。 社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。主な著書に『黄金サイクルと農耕民族型投資戦略』(パンローリング刊)、ブログ 浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用 をほぼ毎日更新中、こちらでは旅の話もしている。浜口です。まずは今回も定点観測を。前回の当ブログのアップ日(2023年6月27日)以降の「浜口流コア・サテライト戦略」銘柄について、左は株価が6月24日時点、下はその2週間後、株価が7月7日時点のデータです。 この二週間の断面で見れば、銀行株はほぼ株価上昇、一方で商社株は三菱商事・三井物産とも下落しています。銀行株は、米FRBによる銀行のストレステストに全行が合格、野村証券高宮アナリストによりメガ3行の目標株価の上方修正、9月中間決算時点での自社株買い期待などがあります。また総合商社株が下落した背景には、いわゆる「バフェット効果」が目先的に一巡したことに加え、先週木・金曜日に発生したいわゆる「ソシオネクスト・ショック」に影響された部分が大きいと考えます。 なお、メガ3行の目標株価の上方修正については、以下のブログを参考願います。 野村証券の銀行株アナリスト高宮さんが、三井住友FG・みずほFGの目標株価アップを発表 ここ2週間で私が行った売買ですが、日々、三菱商事・MS&ADなどでデイトレを行い、今年に入り負けなしです。特にここにきて、三菱商事がますますいい感じです。以下に、先週末の7月11日の事例を掲げます。 日本株の相場観については、今回も基本、変化なしです。日本は、景気後退になる可能性は低く、米国のインフレ懸念は日本に脱デフレをもたらし、加えて海外観光客の増加等、経済再活動につながり、今年年前半にかけ、日本株はここで紹介している高配当バリュー株を中心とした、堅調な相場展開を予測しています。 さて、以下は8316三井住友FGの過去6か月の推移、株価は7月7日時点の日足です。同銘柄に関し、「株価は趨勢的に上昇トレンドが続く」というシナリオに変化なしです。株価については、「シリコンバレー銀行ショック」前の高値を更新して来た状況であり、期間は不確かながらも趨勢的に上昇を続け、3月に付けた高値、いわゆる10,000円を超えていくことをイメージしています。三井住友FGは、上半期決算発表段階で自社株買いを検討すると公表しており、三菱商事のような株価上昇の楽しみは、秋にかけてやってくると現状、期待しています。 三井住友フィナンシャルグループ さや取りについては、今回は特筆すべきものはないので、割愛させていただきます。というより、デイトレがあまりにも儲かるので、さや取り用の信用枠まで使っているというのが実際のところです。 さて、ここからは今回のテーマである「浜口がNHK/テレ東に出演/三菱商事の自社株買い」のご紹介です。まずは浜口がNHK/テレ東に出演について。文字とおり、私は6月29日にNHK、6月30日と、二日連続でTV出演しました。両放送とも、銀座にある投資家バー「ストックピッカーズ」経由で私が紹介されたものです。 以下、全て私の個人ブログ「浜口準之助のテツ・ホテル・グルメ・株式運用」からの紹介です。 三菱商事の自社株買い次に三菱商事の自社株買いについて。
ちなみに、同社の自社株買い進捗状況を。 3,000億円の自社株買いの枠に対し、6月7末まで実施分の進捗率は25%。まだまだ買い余力はある一方、SMBC日興証券、総合商社アナリストの森本さんは2,000億円の追加を予想していると。株式需給面で、心強いですね。 以上です。なお皆さんの株式運用は、くれぐれも自己責任でお願いします。ここは再強調させていただきます。今回はこの辺で。みなさんの株式運用の参考になれば幸いです。 |
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