新着 4月11日更新
日本という国は、黄金の羽根を撒きながら堕ちていく天使に似ています。ベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結した後、日本は長い衰退の時代を迎えました。しかしその巨大な身体からは、いまでも大量の黄金の羽根が零れ落ちています。こうした黄金の羽根は、国家だけでなく、株式市場や不動産市場など、経済活動をともなうすべての場所に落ちています。歪みのない完璧な制度など、どこにもないからです。しかし、誰もがこの天使の黄金の羽根を拾うことができるわけではありません。羽根の枚数は限られており、うかうかしているとあっという間になくなってしまいます。他人よりも早く黄金の羽根を見つけるためには「知識」が必要です。これから述べるように、ほんの少しの工夫で、人生を劇的に変わるのです。(本書のIntroductionより)