マンガ オプション売買入門の入門2 [実践編]

本書では、あらゆるオプションマーケットに対する、 効果的な売買戦略が解説されています。

解説自体がマンガであるため、非常にとっかかりやすい。 それでいて内容が薄いということは無く、読み応えがあります。

読了して感じたことは、オプション取引を実際に行っている (あるいは将来的に行いたいと思っている)人以上に、 オプション以外の金融商品を取引している人に おすすめできるかもと言うことです。

もちろん、オプション取引を実践される方にも (得に初心者の方に) おすすめですよ！

N.T　20代　会社員

”マンガ”と侮ってはいけない！とても凝縮された、驚くほど濃い内容だ。

まったくの素人にオプション理論をいくら並べられても、それをどうお金に換えればいいか分からない。まずは、トレードに絞り、実践の歴史が実在しているプロの手法だけを、実例を挙げて紹介してくれる方が、余程興味が湧くというものだ。その点は特に、入門の入門書であるにもかかわらず、最初から自分がトレードする目線で読める本書の存在は素晴らしい。

そして、そのレベルはかなり高い。言っていることはとてもよく理解できるが、明日ちょっと試してみようというような簡単な戦略ではないことも分かる。それならばと、もっと解説を聞き、深く学んでみたくなる。理由は、その努力が報われる可能性が高そうだと思えたからに他ならない。

覚えるしかない専門用語の多いオプションでは、文章だと解り難かったり勘違いしてしまうようなことも、口語で簡潔に述べられることや、タイミングよく図表が挿入されることで、かなり楽に頭に入れられる。本書では、設定がセミナーということもあり、著者の強調したいことや、注意を喚起しているポイントなどがよく伝わってくる。そのちょっとしたニュアンスや、キャラクターの表情が見えると、活字だけにはない現実味がある。

本書は”要点書”としても、とてもよくできていると思う。同意の解説を何回も読むことも頭に叩き込まれてよいのだが、簡潔な箇条書きで十分な場合も多い。1度基本を学べば、あとはこのような復習方法のほうが効率的だ。何より、気軽に読んでみようという気になるし、自然と繰り返し読む回数も増えやすく、その意味でも漫画化された意義はとても大きい。

本書を読んだあと、手応えを感じた勢いのまま、原書である(旧)『オプション売買の実践』も読んでしまった。途中、要点と絵を丸ごと覚えてしまっている箇所がいくつもあった。それくらい、知ってしまえば使いたくなる市場であり、主要な戦略となり得るオプションについて、開眼させてくれた著者と、”マンガ化”という最もふさわしい企画に心から感謝している。

まっちゃ　30代　脱サラ志望のSE

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