値上がる株に投資しろ ―値動きのしくみを知れば株は儲かる矢口新 著 パンローリング
 
 こうすれば、株で儲かる…。こうやれば、○億円稼げる…。といった駄本が多いなか、一見それらの本と同じようなタイトルのこの本。内容は、全く違って、投資に役立つ本です。 
 役立つ本と言ったのは、著者も述べている様に、実際に株でリターンをあげる方法が、具体的に書いてあるからです。著者の矢口新氏は、あの“生き残りのディーリング”を書いた人でもあり、自分では投資をしない“駄本の著者”と違い、その主張には、氏の経験による裏づけがあると思います。 
 本の第1章、第2章は、まったくの初心者にもわかるように、やさしく丁寧に書いてあります。教科書的な役割を果たしている部分ですが、非常に奥の深い部分(自分にとってかもしれませんが?)もありました。何事にも、基本は大切と言いますから、この2つの章は読み飛ばす訳には、いきません。 
 第3章、第4章はこの本の核とも言えるところで、損切りと銘柄選びのことが書いてあります。私自信、トレードに一番大事なのは、損切りと思っているので、その大切さを再認識することができました。銘柄選択とトレード法の第4章は、一番面白い所ですが、ボリュームが少ないと思いました。実例を含めて、もっと解説が多ければ…と思うのは、
私だけではないと、思います。 
 第5章は、著者の相場観測が、述べてあるところで、経済の流れを掴む上でも役立ちました。 
 全体的に、株の教科書的な本作りがしてあり、これから株式投資を勉強する人にもお薦めできますが、上級レベルを自認する方にも、十分読み応えのある本だと思います。  この本を読んで得られた知識を基に、さらにトレードの技術を高められたらと思っております。
  
ペンネーム ロンリートレーダー 
 
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