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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/06/09 07:16, 提供元: フィスコ

ティーケーピー---エスクリへの追加出資で筆頭株主に。エスクリを持分法適用関連会社へ

*07:16JST ティーケーピー---エスクリへの追加出資で筆頭株主に。エスクリを持分法適用関連会社へ
ティーケーピー<3479>は6日、本年6月10日をもってエスクリ<2196>の筆頭株主になると発表した。同社はエスクリの創業者であり取締役会長である岩本博氏から950,000株を譲り受け、19.62%(議決権比率)を所有することとなる。これにより、同社はエスクリの主要株主である筆頭株主となり、エスクリは持分法適用関連会社となる見込み。

ティーケーピーは、エスクリが運営・保有するブライダル会場の平日における有効活用や、ティケーピー施設の改装・工事の委託等を目的に、2020年に資本業務提携を締結、エスクリの株式の14.52%(取得当時の議決権比率)を取得し、顧客の相互送客や事業連携を進めてきた。
ブライダル業界は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるダメージから完全に回復するにはいたっておらず、婚礼の多様化も進む中で、業界全体が新たな顧客ニーズや業界の在り方を模索する段階にある。
一方、ティーケーピーはこれまで、遊休資産となっているオフィスビル・宿泊施設・ホールといったスペースを、会議室・宿泊研修施設・ビジネスホテル・イベント会場等として再生・シェアリングすることで、新たな価値を創造してきた。このノウハウを、同じく「ハコモノビジネス」であるブライダル施設に展開し、ブライダル業界全体の効率化・業界再編の実現に挑戦するため、業界内での連携を進める中で、今回の株式取得にいたったとしている。

ティーケーピーは、次なる成長戦略としてブライダル業界の再編に挑戦するという上記背景のほか、今回の追加出資による既存事業とのシナジー効果を以下のように考えている。エスクリとの共同ブランド施設「CIRQ」を運営し、ティーケーピーの法人顧客が多用途で活用(表彰式・懇親会・研修など)することで、ブライダル施設の平日の稼働率が上昇し、ティーケーピーの法人顧客へのサービスも充足させられる
また、エスクリの完全子会社で建設業を営む渋谷(本社:奈良県桜井市)に対し、ティーケーピーの新規出店・改装工事を委託し施設機能の向上及び工事費用の削減を実現するとしている。
ティーケーピーはこれまで通り、上記のシナジーをベースに、業界全体の持続可能性を高めるパートナーとして、婚礼や宴会事業の再定義に取り組むとしている。

ティーケーピーは企業価値最大化に向けて、事業再生・業界再編・地方創生を今後の成長戦略として掲げている。その成長戦略のステップとして、現在変革期を迎えているブライダル業界に焦点を当てており、2024年12月にノバレーゼ<9160>の株式を60%取得し連結子会社化している。




《FA》

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