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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/03/04 09:07, 提供元: フィスコ

ニッポンインシュア:人と地域社会の進歩発展に貢献する保証会社【決算説明会文字起こし】(1)

*09:07JST ニッポンインシュア:人と地域社会の進歩発展に貢献する保証会社【決算説明会文字起こし】(1)
 

目次
■出演者
■冒頭のあいさつ
■決算説明
■質疑応答
■終わりのあいさつ

■出演者
ニッポンインシュア株式会社<5843> 代表取締役社長 坂本 真也様

■冒頭のあいさつ
皆様、本日はご参加いただき、誠にありがとうございます。ニッポンインシュア株式会社 代表の坂本です。本日は2025年9月期第1四半期の決算説明をさせていただきます。限られた時間ではございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

■決算説明
本日の主な説明内容は
・会社紹介
・2025年9月期第1四半期の実績
・成長戦略
です。

まずは、会社概要について簡単に説明させていただきます。当社は、2002年に設立しまして、主の事業は家賃債務保証です。この家賃債務保証を開始したのが2008年で、福岡からスタートし、神奈川、東京、新潟、大阪、仙台、名古屋の現在では7つの拠点で事業展開をしております。また、フランチャイジーでランドリーサービスとフィットネスサービスの運営を行っております。

それでは、次からが主の事業であります家賃債務保証についての説明になります。

当社の主な事業である家賃債務保証について説明いたします。この家賃債務保証とは、賃貸でお部屋を借りる際に連帯保証人が必要になりますが、人的保証に代わり、機関保証として連帯保証人に近い役割を果たす制度です。

サービスの基本的な流れですが、まず、借主が当社と保証委託契約を交わし、保証料を支払っていただきます。この保証料が当社の売上になります。

次に、不動産管理会社と当社で契約を交わしているため、サービスがスタート。サービスの期間中に万が一滞納があった場合には、当社が家賃等を立て替えて送金し、その後、立て替えた金額を借主に対して請求するという流れです。

この家賃債務保証サービスは、借主と貸主双方にメリットがあると考えています。借主にとっては、連帯保証人を探す手間が省けるため、スムーズに入居できます。また、入居中に事故や入院等で支払いが困難になった場合でも、当社が立て替えて送金することでお部屋を確保できます。不動産管理会社にとっては、入居審査を当社が行うため、専門的な入居審査をすることなく滞納リスクを下げることができ、貸しやすくなることで入居率が上がり家賃収入が安定します。

私たちは、この事業が借主の生活を守り、管理会社の収入を確保することで、暮らしのサイクルを循環させる重要な役割を果たしていると認識し、日々の業務を行っております。

家賃債務保証サービスには大きく「一般保証型」と「支払委託型」2種類があります。

一般保証型は、借主が不動産管理会社に毎月家賃を支払い、滞納が発生した場合には、不動産管理会社から当社に報告があり、当社が立て替えて送金し、その後に借主へ請求する流れです。

支払委託型は、当社が借主から家賃の引き落としを行い、引き落としの有無にかかわらず貸主へ送金します。そして、引き落としがなされなかった場合には、後日請求するという流れになります。

また、この家賃債務保証サービスを借主へ提供するのは不動産管理会社ですので、当社の営業先は不動産管理会社ということになります。

こちらが主力事業である家賃債務保証に関する当社の取り組みです。

与信審査では、複数の外部機関のデータベースを活用し、独自の審査基準を的確に運用しています。入居申込システムとのデータ連携やシステム活用を積極的に行い、業務効率化、利便性の向上、コスト削減を実現しています。不動産DX(デジタルトランスフォーメーション)の流れに沿ったデータ連携はもちろん、当社オリジナルの顧客管理システム「クラウドインシュア」をご利用いただくことで、「顧客・契約情報の管理による業務効率の向上」や「ペーパーレス化によるコスト削減」といった効果の期待ができます。

様々な企業様とタイアップし、単なる家賃債務保証だけでなく、付加価値を付けた多様なプランを提供しています。保証範囲や保証料の変更だけでなく、「24時間の緊急駆け付け」や「近隣トラブル対応」、さらに今後の高齢化を見据えた高齢者向けの「見守りサービス」などを付帯することで、借主にもメリットがあり、管理会社の業務負担軽減にもつながる商品を先駆けて設計していますので、ニーズに合わせた提案が可能です。また、当社の営業スタッフが管理会社にヒアリングを行い、会社ごとにカスタマイズした商品の提供も行っております。

今後も、これらのカテゴリをさらにブラッシュアップし、事業展開を強化してまいります。

さらに、家賃債務保証の経験を活かし、「高齢者施設に入所される方を対象とした介護費債務保証サービス」や「入院患者様の債務を保証する入院費債務保証サービス」を新たに展開しています。これら二つのサービスは、まだ小規模な割合ではありますが、今後の新たな収益源に育てていきたいと考えております。

それでは、2025年9月期第1四半期の実績になります。

業績と前年同期比は下記になります。
売上高   :前期比114.0%の879百万円
営業利益  :前期比141.9%の156百万円
四半期純利益:前期比142.6%の109百万円

こちらが、2025年9月期第1四半期の売上高、営業利益、当期純利益の過去2期分と比較、推移になります。

まず、売上高についてですが、引き続き新規取引先の開拓に注力し、営業エリアの拡充にも取り組んでまいりました。既存の取引先に対しては、新しい商品設計の提案や対応を強化することで、シェアの拡大を目指してきました。その結果、契約件数が増加し、売上も増加しております。(前期比114.0 %)

また、当社はデジタル化やオートメーション化を推進し、SMSを活用したWEB請求やオートコール、AIオペレータによる自動化システムを積極的に導入しております。これにより、業務の効率化と回収率の向上を実現し、営業利益および当期純利益の増加に繋がりました。 (営業利益:前期比141.9%)(当期純利益:前期比142.6%)

以上の結果、当社は新規取引先の開拓と既存取引先への対応強化により、売上高の増加を達成しました。また、デジタル化とオートメーション化の推進により、業務効率の向上と回収率の改善を実現し、営業利益および当期純利益の増加に繋がりました。今後もこれらの取り組みを継続し、さらなる成長を目指してまいります。

家賃債務保証に関してのグラフですが、保証料売上には3つの分類があります。
1つ目は、保証契約時にお支払いいただく「初回保証料」
2つ目は、1年に一度の更新時にお支払いいただく「更新保証料」
3つ目は、ケースとしては多くありませんが、毎月お支払いいただく「月額保証料」

初回保証料は、新規取引先、契約件数の増加で第1四半期までの実績は、410百万円。前年同期比で113.1%。

続いて、更新保証料ですが、こちらは契約更新に伴い発生する収入であり、ストック型収入として重要な役割を果たします。
実績は、205百万円。前年同期比で111.9%と安定的な収益基盤の形成につながっています。

3つ目の月額保証料についても、同様に増加傾向で、実績は90百万円。前年同期比で134.3%と伸びています。それでは、次がこの売上を増加していくための当社のKPIについて説明をいたします。

当社のKPI、2025年9月期第1四半期までの実績と前年同期比ですが、下記実績を残しております。

初回保証契約件数 :7,012件(前年同期比(1Qまで)104.2%)
初回保証料契約単価:53,133円(前年同期比(1Qまで)101.7%)
求償債権発生率  :6.3%  (前年同期比(1Qまで)+0.1pt)
求償債権回収率  :98.9% (前年同期比(1Qまで)+0.2pt)

各KPIの推移ですが、まず、売上増加の為のKPIである「初回保証契約件数」と「初回保証料契約単価」になります。

初回保証契約件数については、新規取扱店の拡大や既存取引先でのシェア拡大で、契約件数も前年同期より増加しております。ニーズに合わせた付帯商品を揃えていることが、契約件数増加の一因と考えております。引き続き、積極的な営業活動を行い、契約件数の増加につなげてまいります。

初回保証料契約単価については、事業用単価は若干の減少はしたものの、居住用単価は増加しております。また、当社が居住用に注力していることにより、居住用の売上構成が増加しており、全体の単価については増加につながっております。この契約単価は市場に左右されやすいため、引き続きその事を認識しながら、適切な対策を講じられるよう継続的に注視してまいります。

ニッポンインシュア:人と地域社会の進歩発展に貢献する保証会社【決算説明会文字起こし】(2)に続く


《FA》

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