トレーダーズショップ
トップかごを見るご注文状況このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2024/12/25 14:01, 提供元: フィスコ

サークレイス Research Memo(1):AI&DATAイノベーション戦略を中核に成長を目指す

*14:01JST サークレイス Research Memo(1):AI&DATAイノベーション戦略を中核に成長を目指す
■要約

サークレイス<5029>は、本質的なDXを実現するデジタルコンサルティング企業であり、「ビジョン2030」の下、持続可能な経営と社員の主体性を重視した環境構築に注力している。2024年3月期第3四半期から子会社であるベトナムのCirclace HT Co.,ltdを加えた連結決算に移行し、2024年3月期第4四半期からアオラナウ(株)を新たに連結範囲に含めた。加えて、2025年3月期より事業セグメントを再編し、「コンサルティングサービス」「SaaSサービス」「アオラナウ」の3部門体制を導入し、成長戦略を加速させ、さらなる拡大路線を推進している。同社の成長戦略の中核である「AI&DATAイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス対応」では、AI活用でデータドリブン経営とDX推進を支援し、製造業を中心としながらも対応業界・業種を広げていく計画だ。また、これまでのSalesforce中心の事業のみならず、ServiceNowやMicrosoftなどのグローバルITトレンドに沿ったテクノロジー対応を積極的に進め、競争力強化とグローバル展開を目指している。

1. 2025年3月期中間期の業績概要
2025年3月期第2四半期(以下、中間期)の連結業績は、売上高1,697百万円(前年同期比※25.5%増)、営業損失28百万円(前年同期は28百万円の損失)、経常損失23百万円(同28百万円の損失)、親会社株主に帰属する中間純利益10百万円(同60百万円の損失)となった。同社はコンサルティングとSaaSの両事業で増収を達成した。アオラナウの成長投資により営業利益は計画どおりのマイナスだが、純利益はプラスを維持、売上計画進捗率46.5%と成長は順調である。

※ 2024年3月期第2四半期は単体決算であったが、それと比較して算出。

2. 2025年3月期の業績見通し
2025年3月期の業績予想は、売上高3,650百万円(前期比25.8%増)、営業利益182百万円(前期は85百万円の損失)、経常利益181百万円(同51百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益153百万円(同39百万円の損失)となった。同社はSalesforce及びServiceNow事業の拡大とシナジーを軸に成長を計画しており、投資継続と効率経営で5.0%の営業利益率を目指す。

3. 成長戦略
同社の成長戦略の中心には、「AI&DATAイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス対応」が位置している。AIを活用したデータドリブン経営やDX推進を支援し、コンサルティングから実装・定着化までのワンストップサービスを提供している。製造業を主な顧客としながらも、各業界に特化した戦略を展開し、専門分野ごとのアプローチを通じてグローバル化基盤の構築を目指している。この戦略は、競争力強化と収益拡大に寄与する重要な取り組みである。

■Key Points
・2024年3月期第3四半期から連結子会社2社を含めた連結決算に移行
・2025年3月期から事業セグメントを「コンサルティングサービス」「SaaSサービス」「アオラナウ」に再編
・2025年3月期中間期は「コンサルティングサービス」「SaaSサービス」の両事業で増収
・「AI&DATAイノベーション戦略、マルチプラットフォームサービス対応」による競争力強化と収益拡大を軸に成長を計画

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山博詞)


《HN》

記事一覧

  • 2024/12/26 12:05:フォーバル Research Memo(5):2025年3月期中間期は売上高・経常利益で過去最高を更新
  • 2024/12/26 12:04:フォーバル Research Memo(4):各グループ、人的資本経営の概要
  • 2024/12/26 12:03:フォーバル Research Memo(3):可視化伴走型経営支援を軸に、中小企業のGDX・ESG経営を支援
  • 2024/12/26 12:02:フォーバル Research Memo(2):情報通信分野を得意とする中小・小規模企業向け企業ドクター集団
  • 2024/12/26 12:01:フォーバル Research Memo(1):2025年3月期中間期はフォーバルビジネスグループがけん引し増収増益
  • 2024/12/26 11:44:東京為替:ドル・円は157円40銭近辺で推移、動意薄の状況が続く
  • 2024/12/26 11:41:注目銘柄ダイジェスト(前場):積水化、Jフロント、タウンズなど
  • 2024/12/26 11:40:積水化---大幅続伸、ペロブスカイト太陽電池の量産報道が伝わる
  • 2024/12/26 11:29:タウンズ---大幅続伸、ロシュ・ダイアグノスティックスと取引契約に関する基本合意締結
  • 2024/12/26 11:23:東京為替:アジア市場でドル・円は157円台半ば近辺で上げ渋る状態が続く可能性
  • 2024/12/26 11:22:アーレスティ---大幅続伸、株主優待制度の導入を発表
  • 2024/12/26 11:16:この記事は削除しました
  • 2024/12/26 11:10:アーレスティ---大幅続伸、株主優待制度の導入を発表
  • 2024/12/26 11:11:IIF Research Memo(11):2025年3月期は前期比3.0円増配の1株当たり8.0円の配当を予定
  • 2024/12/26 11:10:IIF Research Memo(10):既存事業の拡大を軸に新規事業展開を積極化し、成長スピードを加速させる(2)
  • 2024/12/26 11:09:IIF Research Memo(9):既存事業の拡大を軸に新規事業展開を積極化し、成長スピードを加速させる(1)
  • 2024/12/26 11:08:IIF Research Memo(8):レコードブック事業とアクティブライフ事業がけん引し各段階利益で2ケタ成長見込む
  • 2024/12/26 11:07:IIF Research Memo(7):長短の手元流動性に問題はなく、財務の健全性は高い
  • 2024/12/26 11:06:IIF Research Memo(6):既存事業の成長と固定費の削減で利益急伸。営業利益は前年同期比271.3%増加
  • 2024/12/26 11:05:IIF Research Memo(5):ヘルスケアソリューション事業及び在宅サービス事業を展開(3)