トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/09/19 15:05,
提供元: フィスコ
インテリックス Research Memo(5):2024年5月期はコスト削減効果により3期ぶりの増益に転じる
*15:05JST インテリックス Research Memo(5):2024年5月期はコスト削減効果により3期ぶりの増益に転じる
■インテリックス<8940>の業績動向
1. 2024年5月期の業績概要
2024年5月期の連結業績は売上高で前期比3.6%増の42,702百万円、営業利益で同31.1%増の931百万円、経常利益で同153.9%増の607百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同310.9%増の414百万円となった。売上高は2期連続増収、各利益は3期ぶりの増益に転じた。
売上高はリノベーション事業分野で同7.0%増と伸長し、ソリューション事業分野の減収分をカバーした。主力のリノヴェックスマンションの販売高は同4.3%増の31,610百万円となった。2024年5月期は長期滞留物件の売却を優先して仕入活動を上期まで抑制していた影響もあって、販売件数が同2.0%減と伸び悩んだものの、平均販売単価が2,799万円と同6.5%上昇したことが増収要因となった。一方で、売上総利益はリノヴェックスマンションの販売価格調整を行った影響でリノベーション事業分野の利益率が低下し、同4.6%減の5,831百万円となったが、仲介手数料の減少やDX推進に伴う人件費、その他経費の圧縮によって、販管費が、同9.3%減の4,900百万円、金額ベースで501百万円の減少となり、営業利益ベースでは増益に転じた。
また、営業外収支が同147百万円改善したが、主には販売用不動産の在庫圧縮で得たキャッシュを有利子負債の返済に充当したことによる金融収支の改善(38百万円)や補助金収入の増加(47百万円)、融資関連の支払手数料減少(40百万円)による。
会社計画比で見ると、売上高はリノヴェックスマンション販売件数の下振れ(計画比9.7%減)を主因として、同12.0%下回ったものの、販管費の圧縮により営業利益は21.1%超過し、経常利益や親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ上回って着地した。
なお、新規事業分野の取り組み状況として省エネリノベーション「エコキューブ」については、2023年10月より業界に先駆けて「省エネルギー性能レポート」の提供を開始し、省エネ効果を可視化した。リノヴェックスマンション販売件数に占める「エコキューブ」の比率は前期の約13%から約17%に上昇したほか、期末保有物件のうち第3四半期以降に仕入れた物件の「エコキューブ」比率は83%に達している。また、不動産流通のDX支援パッケージ「FLIE ONE」の提供を2023年10月より開始し、三菱地所レジデンス等の大手不動産会社に導入を開始した。「FLIE ONE」は業界初のオンライン・オフラインサービス一体型のパッケージによって、物件確認、内見予約、販売支援までをオールインでサポートするサービスとなる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《HN》
記事一覧
2024/11/10 09:00:怒れるポンド【フィスコ・コラム】
2024/11/09 17:00:株ブロガー・さなさえ:トランプ米大統領再選で株高に期待大!大統領関連株に注目株は?【FISCOソーシャルレポーター】
2024/11/09 16:30:来週の相場で注目すべき3つのポイント:総理大臣指名選挙、米消費者物価コア指数、米小売売上高
2024/11/09 14:31:米国株式市場見通し:主要3指数そろって高値更新も貿易摩擦には警戒
2024/11/09 14:31:国内株式市場見通し:日経平均の上値は重い、引き続き企業決算に関心が集中
2024/11/09 14:31:国内外の注目経済指標:日本の7-9月期GDP成長率はプラス予想
2024/11/09 14:29:為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、日本の円安牽制が重石に
2024/11/09 14:29:新興市場見通し:主力銘柄の決算が本格化、グロース市場250指数は25MA突破の攻防
2024/11/09 14:20:英ポンド週間見通し:もみ合いか、英追加利下げ観測後退でポンド売り抑制も
2024/11/09 14:19:豪ドル週間見通し:下げ渋りか、10月失業率に注目
2024/11/09 14:18:ユーロ週間見通し:伸び悩みか、日本の7-9月期GDPが手掛かり材料に
2024/11/09 14:17:為替週間見通し:ドルは伸び悩みか、日本の円安牽制が重石に
2024/11/09 14:15:国内外の注目経済指標:日本の7-9月期GDP成長率はプラス予想
2024/11/09 14:14:国内株式市場見通し:日経平均の上値は重い、引き続き企業決算に関心が集中
2024/11/09 14:12:新興市場見通し:主力銘柄の決算が本格化、グロース市場250指数は25MA突破の攻防
2024/11/09 14:11:米国株式市場見通し:主要3指数そろって高値更新も貿易摩擦には警戒
2024/11/09 10:00:個人投資家・有限亭玉介:トレンドの明暗を分ける決算期を後目に強いチャートを築く銘柄に注目中【FISCOソーシャルレポータ
2024/11/09 09:06:8日の米国市場ダイジェスト:NYダウは259ドル高、成長期待高まる
2024/11/09 09:05:ADR日本株ランキング〜ゆうちょ銀行など全般売り優勢、シカゴは大阪比365円安の39135円〜
2024/11/09 08:29:NY債券:米長期債相場は強含み、イールドカーブはフラットニング