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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/04/23 09:41, 提供元: フィスコ

日経平均は567円高でスタート、富士フイルムや三菱UFJなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;34787.93;+567.33TOPIX;2572.96;+40.84


[寄り付き概況]

 23日の日経平均は567.33円高の34787.93円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日22日の米国株式市場は反発。ダウ平均は1016.57ドル高の39186.98ドル、ナスダックは429.52ポイント高の16300.42で取引を終了した。前日の大幅下落の反動で買われ、寄り付き後、上昇。国債相場も持ち直したため安心感がひろがり上昇した。その後、ベッセント財務長官が対中貿易で、現状維持が持続可能だとは誰も考えておらず、いずれ合意にいたるとの考えを示したとの報道や、各国との協議が順調に進んでいるとの政府報道官の発言で、貿易交渉の進展期待が広がり、買い戻しが加速。終盤にかけて上げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が大幅に上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=142円50銭台と、昨日15時30分頃と比べ2円40銭ほど円安・ドル高に振れたことも東京市場で安心感となった。さらに、今週後半から25年3月期決算発表が本格化することから、好決算・好業績銘柄への物色意欲が高まり、株価下支え要因となるとの見方もあった。一方、トランプ米政権の関税政策の不透明感や米国の信認が揺らぐとの警戒感は継続しており、投資家心理を重くした。また、今期業績予想への米関税政策の影響を警戒し、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。