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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2024/12/27 09:36, 提供元: フィスコ

日経平均は104円高でスタート、DeNAや三井E&Sなどが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;39672.15;+104.09TOPIX;2775.87;+9.09


[寄り付き概況]

 27日の日経平均は104.09円高の39672.15円と3日続伸して取引を開始した。前日26日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は28.77ドル高の43325.80ドル、ナスダックは10.77ポイント安の20020.36で取引を終了した。失業保険申請件数の予想外の減少で、長期金利上昇を嫌気した売りに、寄り付き後、下落。クリスマス祝日明けで動意乏しい中、年末にかけてのクリスマスラリーを期待した買いが根強く下値を支えた。その後、失業保険継続受給者数が3年来の高水準に達したことや7年債入札の強い結果を材料に金利が低下に転じると、終盤にかけて買いが強まり、ダウはかろうじてプラス圏を回復。ナスダックは買いが続かず、主要指数は高安まちまちで終了した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちとなり、手掛かり材料に乏しい中、昨日の米国市場の午後の時間帯に米長期金利の上昇が一服したことが東京市場で安心感となった。また、外為市場で1ドル=157円80銭台と、昨日15時30分頃と比べ50銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価を支える要因となった。一方、日経平均は昨日までの続伸で500円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、年末で市場参加者が減っていることもあり積極的な買いは限定的となっているが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された12月の東京都区部消費者物価指数(CPI・中旬速報値)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比2.4%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同2.5%上昇だった。同じく取引開始前に発表された11月の完全失業率(季節調整値)は2.5%となり前月比横ばいだった。QUICKがまとめた市場予想の中央値は2.5%だった。また、11月の有効求人倍率(季節調整値)は1.25倍で前月と同水準。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.25倍だった。