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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2024/09/30 15:35, 提供元: フィスコ

日経平均は急反落、「石破ショック」で円急騰、指数は後場一段安に

*15:35JST 日経平均は急反落、「石破ショック」で円急騰、指数は後場一段安に
先週末27日の米国市場のダウ平均は137.89ドル高(+0.33%)の42313.00ドル、ナスダックは70.70pt安(−0.39%)の18119.59pt、S&P500は7.20pt安(−0.13%)の5738.17ptで取引を終了した。8月PCE価格指数でインフレ鈍化基調の継続が証明され、予想以上の鈍化ペースを受けて大幅利下げ観測が支援して続伸した。ミシガン大消費者信頼感指数も予想を上回りダウは一段高。終盤にかけ、中東情勢の悪化懸念に失速も過去最高値を更新した。ナスダックは半導体のエヌビディアの下落が響き、下落に転じ、相場はまちまちで終了した。

週末の米国市場がまちまちとなるなか、日経平均は大幅安で取引を開始した。先週末にかけて、自民党総裁選に絡んで高市氏の勝利を織り込んだポジションが積みあがっていたが、石破氏の逆転でこれらが一気に剥がれる格好となり、26日と27日の上昇分を吐き出す展開となった。石破氏は金融所得課税や法人税などへの課税強化に対して前向きな姿勢を示していたことから、マーケットの警戒感は強く、落ち着きどころを模索する展開となった。

大引けの日経平均は前営業日比1910.01円安(−4.80%)の37919.55円となった。東証プライム市場の売買高は26億5万株。売買代金は6兆1216億円。業種別では、輸送用機器、不動産業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、電気機器などが下落した一方、銀行業のみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は7.9%、対して値下がり銘柄は91.5%となっている。