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ぼくがこの本を読んだのは忘れもしない、商品相場を始めて半年後のことである。
株式売買の経験は10年あり、それなりに経験を積んでいたつもりであったが、最初の商品相場の売買は失敗であった。株式売買では分割売買を行うなどなど、自分なりの売買ができていたのに、商品ではうまいようにできなかったのである。
2回目以降の仕掛けで少しづつ取り返し始めたのだが、限月制相場に対する理解が足りないこともあり、なかなか思うようにいかなかった。ほんとうに、このやり方でいいのだろうか? と思っていたときにこの本に出会えたことは、いま思えばとてもラッキーなことだった。
この本のオビには、こう書いてある――株より理論的で自由な売買ができるといわれる商品相場。本書は、どうすればより確実に儲け続けられるか、またそのやり方はどういうものなのかをわかりやすく解説した。――まさしくこれは真実。具体的なノウハウが詰まっている類の本ではないのだが、ある程度の回数の売買をすでに行っているビギナーにはまちがった考えを正してくれ、とても有益なのだ。
またビギナーではない人でも、最近ちょっと調子が悪いな、とか、失敗が続いたときなどに読み返したりすると相場に対する自分の姿勢が悪くなっていることに気がついたりできる。『マーケットの魔術師』『新マーケットの魔術師』とともに、初心に帰ることのできる一冊といえよう。
商品相場を手掛ける人は、かならず一読をおすすめする。
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