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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/06/20 17:14, 提供元: フィスコ 20日の中国本土市場概況: 上海総合0.1%安で続落、銀行・保険は逆行高*17:14JST 20日の中国本土市場概況: 上海総合0.1%安で続落、銀行・保険は逆行高20日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比2.21ポイント(0.07%)安の3359.90ポイントと続落した。5月30日以来、3週ぶりの安値水準に落ち込んでいる。 様子見ムードが漂う流れ。中東情勢を巡っては、トランプ米大統領が19日、イランに対する軍事行動の是非を2週間内に決定すると声明した。イランとイスラエルの軍事衝突が続く中、米国がイランに対し直接的な攻撃の準備を進めているなどと報じられている。 ただ、下値は限定的。中国の政策に対する期待感などで指数はプラス圏に推移する場面もみられている。中国で20日公表された実質的な政策金利となる6月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」に関しては、5月に引き下げられたばかりとあって、市場予想通りに据え置かれた。市場関係者からは、景気下支えに向け、当局は下半期に金利や預金準備率を引き下げる可能性があるとの声も聞かれている。(亜州リサーチ編集部) 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)が8.4%安、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が7.3%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.4%安、フィンテック中国大手の恒生電子(600570/SH)と電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)がそろって2.7%安で引けた。 石油関連株もさえない。中国石油集団工程 (600339/SH)が4.0%、中海油田服務(601808/SH)が1.9%、中海油能源発展(600968/SH)と海洋石油工程(600583/SH)がそろって1.6%、中国石油天然気(601857/SH)が1.0%ずつ下落した。軍需産業株、公益株、素材株、自動車株なども売られている。 半面、銀行・保険株は高い。上海浦東発展銀行(600000/SH)が2.2%、交通銀行(601328/SH)が2.1%、中国平安保険(601318/SH)が2.9%、新華人寿保険(601336/SH)が2.4%ずつ上昇した。海運株、不動産株、医薬株、酒造株も買われている。 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.57ポイント(1.02%)高の254.75ポイント、深センB株指数が2.11ポイント(0.18%)高の1162.24ポイントで終了した。 亜州リサーチ(株) 《CS》 記事一覧 |