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フィスコ投資ニュース配信日時: 2024/12/23 10:21, 提供元: フィスコ 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、前日の軟調地合いを次ぐ流れ*10:21JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続落、前日の軟調地合いを次ぐ流れ【ブラジル】ボベスパ指数 122102.15 +0.75% 20日のブラジル株式市場は続伸。主要株価指数のボベスパ指数は前日比0.75%(914.24ポイント)高の122102.15で引けた。日中の取引レンジは120,700.49-122,209.26となった。 前日の終値近辺でもみ合った後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。米株高や米長期金利の上昇が一服していることが支援材料。また、インフレ率の落ち着きも利下げ期待を高めた。ほかに、通貨レアル高の進行がブラジル株の支援材料となった。 【ロシア】MOEX指数 2638.42 +9.19% 20日のロシア株式市場は大幅に3日続伸。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比9.19%(221.97ポイント)高の2638.42となった。日中の取引レンジは2,419.65-2,652.58となった。 前日の終値でもみ合った後は上げ幅を急速に拡大させ、引けまで高値圏でもみ合った。利上げの先送りが好感され、買いが広がった。ロシア中央銀行は20日、政策金利を年21.00%に据え置くと決定。市場予想は年23.00%への利上げだった。また、原油価格の上昇や米長期金利が一服していることも支援材料となった。 【インド】SENSEX指数 78041.59 -1.49% 20日のインドSENSEX指数は5日続落。前日比1176.46ポイント安(-1.49%)の78041.59、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同364.20ポイント安(-1.52%)の23587.50で取引を終えた。 小幅高で寄り付いた後はしばらく狭いレンジでもみ合ったが、その後は下げ幅をじりじりと拡大させた。通貨ルピー安の進行が引き続きインド株の圧迫材料。米長期金利の上昇を受け、ルピーの対米ドルレートは前日19日に再び過去最安値を更新した。また、外国人投資家(FII)の売り継続も嫌気された。FIIはこの日まで5日連続の売り越しとなった。 【中国本土】上海総合指数 3368.07 -0.06% 20日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比1.96ポイント安(-0.06%)の3368.07ポイントと続落した。 前日の軟調地合いを次ぐ流れ。米長期金利の上昇が嫌気されている。昨夜の米債券市場では米10年債利回りの上昇が続き、一時、約7カ月ぶりの高水準を付けた。米金融当局が2025年利下げペースの鈍化見通しを示す中、足元ではインフレの警戒感も高まっている。人民元安の進行も警戒。米中金利差を背景に、足元では対米ドルの人民元相場が約13カ月ぶりの元安水準で推移している。ただ、下値は限定的。中国経済対策の期待感が支えだ。朝方公表された実質的な政策金利となる12月の最優遇貸出金利「ローンプライムレート(LPR)」は予想通り据え置かれたが、年内に預金準備率が引き下げられるとの期待は続いている。 《AK》 記事一覧 |