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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/09/10 12:07, 提供元: フィスコ コンフインタ Research Memo(7):M&Aによる多角化が寄与し営業増益を見込む(1)*12:07JST コンフインタ Research Memo(7):M&Aによる多角化が寄与し営業増益を見込む(1)■コンフィデンス・インターワークス<7374>の今後の見通し 1. 2026年3月期の業績見通し 2026年3月期の業績見通しは、2025年4月にレッツアイ、2025年7月にBRAISE及びジーズ・コーポレーションをグループに加え、売上高で前期比22.7%増の10,300百万円、営業利益は同15.1%増の1,500百万円、経常利益は同13.2%増の1,485百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.1%減の945百万円としている。なお、BRAISE及びジーズ・コーポレーションの連結子会社化に伴う業績を上方修正した見通しとなっている。前期と同様に、のれん償却費が発生するなかでも、グループに加えた各社の売上拡大により増益を確保し、引き続き成長性と収益性の両立を図りながら業容を拡大すると見込まれる。親会社株主に帰属する当期純利益の減益は前期の一過性の株式売却の反動で、売却益を除いて比較すれば増益となる公算である。 HRソリューション事業(人材派遣・受託)の売上高は、前期比27.3%増の6,800百万円としている。主力のゲーム業界向け派遣事業は、ゲーム業界の市況改善が見込まれるうえ、フリーランスマッチング事業が順調に稼働数を積み上げる見込み。また、ゲーム業界に次ぐ収益の柱として、既存事業との親和性が高いWeb・メディア業界への事業展開を進めるべく、2025年4月に大阪を拠点とするクリエイター専門の人材サービスを展開するレッツアイを連結子会社化したほか、7月に子会社化したBRAISE及びジーズ・コーポレーションなどの業績が寄与する。 HRソリューション事業(人材紹介)の売上高は、前期比24.3%増の1,850百万円としている。ダイレクトリクルーティング専任チームを編成し、コンサルタントの採用強化に注力して業績達成を目指す。また、前期と同様に生産性の改善にも取り組む。 メディア&ソリューション事業の売上高は、前期比5.5%増の1,650百万円としている。旧インターワークスとの合併以降、固定費削減による損益分岐点の引き下げに注力した結果、セグメント利益率も大幅に改善している。メディアプラットフォーム分散化に伴う集客力低下への対策として、独自コンテンツやUI(ユーザーインターフェース)改善によるメディアパワー向上施策を継続し、生産性を維持しながら収益拡大を目指す。また、応募者対応組織の拡充強化、SNSを活用した集客プロモーション、及びコミュニケーションツール導入を通じて、求職者との接点拡大とLTV(顧客生涯価値)向上を図る。採用支援サービスでは、業務シェアリングと人材ローテーションによるプロフェッショナル人材の育成にも取り組む。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠) 《HN》 記事一覧 |