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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/02/13 17:51,
提供元: フィスコ
澁澤倉庫---3Qは増収・2ケタ増益、通期予想の上方修正及び期末配当の増配を発表
*17:51JST 澁澤倉庫---3Qは増収・2ケタ増益、通期予想の上方修正及び期末配当の増配を発表
澁澤倉庫<9304>は12日、2025年3月期第3四半期（24年4月-12月）連結決算を発表した。営業収益が前年同期比6.7%増の597.12億円、営業利益が同11.0%増の37.79億円、経常利益が同9.9%増の45.31億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同50.0%増の41.22億円となった。
物流事業の営業収益は前年同期比6.8%増の551.90億円、営業利益は同16.4%増の30.55億円となった。倉庫業務や陸上運送業務において、前期に取扱いを開始した飲料や工場内物流請負業務に加え、新規に取扱いを開始した医薬品や医療機器が寄与したほか、化粧品の取扱いが増加した。また、コスト上昇への対応として、適正料金の収受に努めた。アジア域内航路の海上運賃単価下落に加え、輸出入海上貨物や輸出航空貨物の取扱いが低調に推移し、国際輸送業務が減少した。同社グループの強みである飲料物流や多品種小ロット物流においては、拠点の拡充による取扱量の増大をはかるとともに、DX推進の取組みを強化し、省人化とオペレーションの最適化に努めることで、採算性の向上に取り組んだ。
不動産事業の営業収益は同6.5%増の47.88億円、営業利益は同8.9%増の24.76億円となった。施設の稼働率向上に伴う空調設備使用料等の不動産付帯収入が増加したことに加え、ビル工事請負業務が好調に推移した。既存施設における計画的な保守改良工事を実施することで、現有資産の価値向上をはかるとともに、適正料金の収受を通じて、収益基盤の安定化と強化に努めた。
2025年3月期通期の連結業績予想については、同日、業績予想の上方修正を発表した。営業収益が前期比6.9%増（前回予想比0.6%増）の785.00億円、営業利益が同10.0%増（前回予想と変わらず）の47.00億円、経常利益が同8.0%増（同1.9%増）の55.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同28.7%増（同6.7%増）の48.00億円としている。
また、同日、2025年3月期の期末配当金を前回予想から10.00円増配の70.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は130.00円（前期比30.00円増配）となる。
《AK》
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