|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/09/10 11:45,
提供元: フィスコ
児玉化 Research Memo(5):ガラス繊維マットプレス新工法、三次元加飾工法を用いた新製品に期待
*11:45JST 児玉化 Research Memo(5):ガラス繊維マットプレス新工法、三次元加飾工法を用いた新製品に期待
■今後の展望・課題
児玉化学工業<4222>の今後の事業について大きく期待されるのが、ガラス繊維マットプレス新工法による自動車部品での金属からの代替、三次元加飾工法による高度加飾分野への展開だ。
ガラス繊維マットプレス新工法の新製品は、トヨタ自動車の「レクサス LS」の後部座席構造材に金属代替部材として採用されたことで、技術の高さを示すとともに製品に対する信頼度が高まった。ガラス繊維マットプレス新工法は炭素繊維とのハイブリッド化のニーズが期待できることからも、自動車向けはもとより自動車以外の分野からも引き合いが出始めており、収益源としての期待が高い。また、三次元加飾工法による高度加飾分野においても、多くの有力車種に採用されている。
ADRによる再建が終了したことにより、今後は復配を目指すことになるが、同社は将来的に株主還元に積極的に取り組む意向を示している。
同社は2022年6月に2026年3月期を最終年度とする中期経営計画「KCI2025」を策定し、最終年度に連結売上高22,500百万円、連結営業利益2,250百万円の達成を目標に掲げた。
主要施策は、モビリティ事業では、商圏エリアの拡大、新規顧客の開拓、新規部位への参入で、リビングスペース事業では、新規顧客の拡大、新領域製品の拡大、オリジナル製品への参入である。アドバンスド&エッセンシャル事業では、新複合材製品の拡大、医療・介護市場への参入拡大、新環境対応製品の拡大を挙げている。
なお、同計画策定時に想定していた国内住宅設備市場やタイのマーケットなどは事業環境が大きく変化したことから、同計画の軌道修正・再構築を行う予定だという。特に、収益構造改善の切り札となった新規製品が1年〜1年半遅れたことは誤算だったが、足元では量産化に成功し、今後同社の屋台骨を支えていくことになりそうだ。更新される中期経営計画の内容とその進捗に注目したい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
《HN》
記事一覧
2024/09/20 02:34:NY外為:円軟調、リスクオンや日銀の政策金利据え置き観測
2024/09/20 00:19:BTC大幅反発、200DMA試す、FRBの大幅利下げで買い安心感【フィスコ・暗号資産速報】
2024/09/20 00:22:NY外為:BTC大幅反発、200DMA試す、FRBの大幅利下げで買い安心感
2024/09/19 23:33:【市場反応】米8月中古住宅販売件数は減少、ドル買い後退
2024/09/19 22:11:【市場反応】米新規失業保険申請件数/9月フィリー連銀製造業景況指数、ドル買い
2024/09/19 20:12:欧州為替:ポンド・ドルは1.3314ドルまで上昇
2024/09/19 20:00:欧州為替:ドル・円は伸び悩み、円売り一服
2024/09/19 19:16:欧州為替:ドル・円は143円台に再浮上、欧米株高で
2024/09/19 18:16:欧州為替:ドル・円は底堅い、米ダウ先物は強含み
2024/09/19 18:15:日経平均テクニカル:大幅続伸、パラボリック陽転
2024/09/19 17:49:19日の香港市場概況:ハンセン2.0%高で5日続伸、本土不動産と消費に買い
2024/09/19 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も日銀政策決定にらみ
2024/09/19 17:24:トルコリラ円今週の予想(9月17日)サンワード証券の陳氏 (山崎みほ)
2024/09/19 17:04:東京為替:ドル・円は伸び悩み、午後は失速
2024/09/19 16:56:東証グロ−ス市場250指数は大幅続伸、投資家心理改善で主力株買われる展開に
2024/09/19 16:56:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は大幅続伸、ファーストリテや東エレクが2銘柄で約160円分押し上げ
2024/09/19 16:49:19日の中国本土市場概況:上海総合0.7%高で続伸、不動産と消費に買い
2024/09/19 16:46:19日の日本国債市場概況:債券先物は144円66銭で終了
2024/09/19 16:34:東証グロース市場250指数先物概況:FOMC通過による買い安心感で続伸
2024/09/19 16:14:東京為替:ドル・円は弱含み、大幅高の反動で
|