|
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2024/07/04 13:55,
提供元: フィスコ
アール・エス・シー Research Memo(5):売上高はコア施設を軸に安定推移。収益体質強化で着実な利益成長を実現
*13:55JST アール・エス・シー Research Memo(5):売上高はコア施設を軸に安定推移。収益体質強化で着実な利益成長を実現
■アール・エス・シー<4664>の業績動向
これまでの業績を振り返ると、売上高はコアとなる継続受託施設を軸として安定推移してきた。逆の見方をすれば、成長性に欠けるとの評価もできるが、この数年はトップラインの伸びよりも収益性の改善に注力してきたことや、そもそも労働集約的な事業特性であることから社内リソースの制約を受けてきたことも、その要因として考えられる。利益面では、2017年3月期に新規受注業務への先行費用などにより営業損失を計上したものの、その後は収益体質の強化に取り組み、着実な利益成長を実現してきた。特に2021年3月期に収益化が遅れていた介護サービス事業から撤退すると、丸ビルの警備業務を開始した2022年3月期には上場以降、過去最高水準の営業利益となり、営業利益率も3.8%の水準にまで引き上がってきた。2023年3月期はM&Aなどに係る先行費用により一旦減益となったが、2024年3月期は大幅な増益を実現した。
財政状態を見ると、総資産は2022年3月期まで大きな変動なく推移してきた。一方、自己資本は内部留保を着実に積み増してきたことから自己資本比率は上昇傾向をたどってきた。なお、2023年3月期に総資産が拡大した一方、自己資本比率が低下したのは、友和商工の連結化によるものである。もっとも、自己資本比率は約45%の水準を確保するとともに、M&Aに係るのれん計上額も122百万円(2024年3月末時点)に留まることから、財務の安全性に懸念はない。また、資本効率を示すROEについては、ほぼ営業利益率と連動して改善傾向をたどり、2022年3月期には10%近くの水準に到達した。2023年3月期は先行費用により減益となったことでROEも低下したが、2024年3月期は12.4%に大きく改善している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
《SO》
記事一覧
2024/08/06 08:34:オリックス---仕切り直しのスタンスに
2024/08/06 08:25:PBシステムズ----セキュアクラウドシステム事業における大型案件の受注について
2024/08/06 08:25:大幅反発、直近連続安の3分の1戻しを意識
2024/08/06 08:04:NYの視点:【来週の注目イベント】米緊急利下げ観測も浮上、ISM非製造業景況指数は拡大域に改善で不透明性強まる
2024/08/06 08:04:5日の米国市場ダイジェスト:NYダウは1033ドル安、景気後退懸念や世界株安で投資家心理が悪化
2024/08/06 08:03:ADR日本株ランキング〜日本郵政など全般買い優勢、シカゴは大阪比1810円高の33190円〜
2024/08/06 07:39:東証グロース市場250指数先物見通し:リバウンドか
2024/08/06 07:32:前日に動いた銘柄 part2 霞ヶ関キャピタル、東京海上HD、任天堂など
2024/08/06 07:17:5日のNY市場は大幅続落
2024/08/06 07:15:NY為替:米景気後退入り懸念もISM非製造業景況指数は回復、リスクオフのドル売りは一段落
2024/08/06 07:15:前日に動いた銘柄 part1 アバントグループ、日東紡績、三井住友FGなど
2024/08/06 07:07:米国株式市場は大幅続落、景気後退懸念や世界株安で投資家心理が悪化(5日)
2024/08/06 06:30:今日の注目スケジュール:豪中央銀行が政策金利発表、欧ユーロ圏小売売上高、米貿易収支など
2024/08/06 05:42:NY株式:NYダウは1033ドル安、景気後退懸念や世界株安で投資家心理が悪化
2024/08/06 04:04:8月5日のNY為替概況
2024/08/06 03:42:[通貨オプション]R/R、1カ月物円コールスプレッドは2020年来で最大
2024/08/06 01:38:BTC5.5万ドル台回復、一時5万ドル割れ、21年来の大幅下落【フィスコ・暗号資産速報】
2024/08/06 01:41:NY外為:BTC5.5万ドル台回復、一時5万ドル割れ、21年来の大幅下落
2024/08/06 01:27:NY外為:ドル・円144円台回復、米長期債利回りが上昇に転じる
2024/08/06 00:41:NY外為:リスク回避の動き一服、米株下げ幅縮小、ISM非製造業景況指数を好感
|