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フィスコ投資ニュース配信日時: 2024/09/09 12:37, 提供元: フィスコ 後場に注目すべき3つのポイント〜東証33業種全面安で軟調な展開*12:37JST 後場に注目すべき3つのポイント〜東証33業種全面安で軟調な展開9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続落、東証33業種全面安で軟調な展開 ・ドル・円は下げ渋り、米金利を注視 ・値下り寄与トップは東京エレクトロン<8035>、同2位はファーストリテ<9983> ■日経平均は大幅続落、東証33業種全面安で軟調な展開 日経平均は大幅続落。778.15円安の35613.32円(出来高概算9億4614万株)で前場の取引を終えている。 前週末6日の米国市場でダウ平均は410.34ドル安の40345.41ドル、ナスダックは436.83ポイント安の16690.83で取引を終了。8月雇用統計の結果が強弱まちまちとなったため小幅高で寄り付いたが、過去2カ月の雇用者数の下方修正を受け、労働市場や景気の減速懸念が広がり相場は下げに転じた。半導体のエヌビディア(NVDA)などの値動きの影響でナスダックも下落。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が雇用統計の結果を受けて政策修正の必要性に言及し、大幅な利下げも支持する姿勢を表明したため警戒感が一層強まり、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了した。 前週末の米国株が下落した流れを引き継ぎ、本日の日経平均は売りが先行して始まった。米国の主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比4.51%安となったことで国内半導体関連株安につながった。寄り付き後も下げ幅を広げて心理的な節目の36000円を割り込むと、取引時間中としては約1カ月ぶりに3万5000円台で推移した。米国の景気後退に対する懸念が国内の投資家心理を悪化するなか、為替の円高進行なども重しとなっている。 |
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